映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。
最近高齢者が運転している車の事故が増えていますね。
実は叔父もまだ免許を持っています。結構いい車を持っていますが
体が弱っており、いつ事故を起こすかひやひやしています。

さて、俳優はいろんな役を演じるものですが、ナオミ・ワッツもいろいろな役を演じ分けられる女優さんです。
プリンセス・ダイアナも演じたことのある彼女がこの映画で演じたのは、ワーキングプアの女性でした。

マイ・ライフ・メモリー
SUNLIGHT JR

出演
ノーマン・リーダス　ナオミ・ワッツ　マット・ディロン

　メリッサと下半身不随の恋人リッチーは、フロリダのモーテルで貧しい生活を送っている。政府からの援助金をリッチーが酒代に使い込んでしまう惨めな生活だ。かつての恋人ジャスティンが街に戻って来てメリッサに何かと絡むため、リッチーは面白くない。メリッサの妊娠がわかり喜ぶ二人だが、生活苦は重く二人にのしかかり…。

　『ダイアナ』でタイトルロールを演じたナオミ・ワッツがワーキングプアの女性を演じる。この映画、全然気持ちが晴れなかったんです。結局の所どっちを向いても貧乏で、生活苦で子供を諦めてしまう話だから。貧富の差が激しいアメリカで、恐らく顧みられない側なんだろうなぁ。電気製品の修理くらいじゃあ、メリッサの産休中とてもこの二人だけではやっていけない。友達もやはり似たような境遇で頼れないし、親も里親になって大勢の子供を育てているけれど、借家暮らしで大家は元彼ジャスティン。八方ふさがりの人生が見えるだけで、見てて辛くなってしまいました。

　「子供が生まれる！」と聞いて二人が喜ばなかったわけではないんです。「今度は女の子がいいわ　かわいく着飾ってあげたい」とか話している姿は本当に幸せそうで、でもいかんせん夢を実現させる金がないんですね。が過去に何があったか知らないけれど、メリッサがジャスティンを訪ねて「子供が出来たんだから金貸して」と言いに行くシーンは究極の辛さでした。まあ断るだろうな、という予想どおりでしたけど。

　ふりかえって日本でも児童虐待が最近は多くなってきました。だいたい親が若くて彼等だけで住んでいて…というパターンが多いように感じます。生んだはいいけど育てることまで考えられていないのか、考えることをそもそも放棄しているのか…。夫婦は喧嘩してかえって絆が強まった風ですが、今の生活を打開する具体的な術は見つからないまま。法でも社会でもコミュニティでも救われない子供が一番可哀想。



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