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November 28, 2016
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みなさん、こんばんは。今夜は雨が降っています。寒そうです。
手紙は憶えているを映画館で見てきました。



手紙は憶えている
Remember

出演
クリストファー・プラマー マーティン・ランドー  ブルーノ・ガンツ ユルゲン・プロホノフ

監督
アトム・エゴヤン

 90歳のゼヴは、妻を亡くしたことさえ忘れるほど物忘れが進んでいた。ある日、彼に友人マックスが1通の手紙を託し、家族を殺したドイツ人兵士への復讐を依頼する。「君は、やると約束したんだ」自分と同じくアウシュビッツ収容所の生き残りで体が不自由な友人のために、ゼヴは単身でリベンジを果たそうとするが……。

 最近ミステリー小説で老人ともいうべき年齢の男性がハードボイルドタッチで敵を倒すストーリーが評判を呼んでいる。今回もその類のように見えるし、実際そうである。記憶障害に苛まれながら、託された任務を果たそうと奮闘する話なんて、涙なしには聞けませんでしょう?「ナチスに家族を殺された男が、殺した相手に復讐する=殺す」そう書くと、ミステリのねたばらしなんて反則では?と思うかもしれないが、この大筋を話したところでネタばれにはなっていない。「君と僕しか相手の顔を知っている人はいない」と告げるマックスの言葉まで、嘘は一つも言っていない。それでも、大事な点はずっと隠されたままなのだ。

 邦題もどんぴしゃり。原題は『Remember』で「覚えている」という意味の動詞だ。でも、邦題はここに言葉が加わって「手紙は憶えている」になっている。そして、その方が事実に即している。なぜならばこの手紙を持って歩いているゼブは記憶があちこち飛ぶのに対して、手紙=書かれたことは変わらないし、書き手であるマックスも記憶を持ち続けているからだ。

監督は『スウィート ヒアアフター』のアトム・エゴヤン。彼のポリシーは「悪事を為したものはそれがどんなに小さくとも報いがある」。『スウィート ヒアアフター』でもたった一人生き残ったサラ・ポーリー演じる少女は脚が不自由になってしまう。事故に遭った彼女は被害者で悲劇のヒロインであるかのように見えるが、彼女もイエスが言った「この中で罪のない者だけが彼女に石を投げていい」と言った、石を投げられるべき人ではない。本篇でも同じで、罪を犯したものは絶対に逃れられず報いを受けることになる。そしてそれは、当人のみならず家族にまでも暗い影を落とす。大変厳しい人生観である。

 鋭い人は途中でネタがわかってしまったかもしれない。自身ももしかしたら?と思った時がある。それは、ある人物がある部屋に入って、まるで当然のようにある服を身にまとう所だ。もしかしたら当人が覚えていないだけで、奥底では覚えているのかも?と思わせるようなシーンだった。


手紙は憶えている [ クリストファー・プラマー ]​​楽天ブックス






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最終更新日  July 11, 2017 09:30:04 AM
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