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January 30, 2017
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カテゴリ:アメリカ映画
みなさん、こんばんは。今日は四月並みの陽気だとか。
恵方巻の広告が出始めましたね。

さて、こちらはある事件をきっかけに思わぬ過去が明らかになってしまった男性の映画です。
ヒストリー・オブ・バイオレンス
A HISTORY OF VIOLENCE

出演
ヴィゴ・モーテンセン エド・ハリス ウィリアム・ハート マリア・ベロ

監督
デビッド・クローネンバーグ

音楽
ハワード・ショア

 アメリカの田舎町でダイナーを経営するトムは、自分の店に押し入った強盗を倒し、人々の命を救う。その勇敢な行動がマスメディアに取り上げられたことで、トムの見覚えのない人物カールが店にやってきてトムを脅しはじめる。

 冒頭にリーランドとウィリアムという男二人組が出てくる。何とも怪しい雰囲気で「ちょっとな 女の従業員と多少トラブったが無事かたがついた 全く暑いな まだ8時だぞHow are we on water?」「水がないProbably not enough. 殆どカラッポだ 事務所に冷水器があるから汲んでこい」という会話の後、リーランドが事務所に入ると床が血まみれで一人は椅子に、一人は床に倒れている。二人に全く動じずに水を汲むリーランドの様子から、二人がどういう人種かはすぐに察しがつく。リーランドは今にも泣きそうな女の子を見つけて近寄ろうとする。しかし後ろ手には銃が…という所で、別の女の子が叫ぶシーンに切り替わる。この女の子こそ、主人公トムの娘リサだ。お化けに怯える娘を兄と両親が優しく宥める姿は、ごく平凡な一家の姿だ。ところが、トムの営むダイナーに、件の胡散臭いリーランドとウィリアムが現れた時、彼の意外な一面が出る。

 最初は悪党を倒した英雄として祭り上げられるトムだが、彼が大きく報道された事によって、過去の亡霊が彼の元に次々と現れる。その度に彼は、三年前に葬り去り、必死に隠してきた暴力的な一面を出さざるを得なくなる。大人しい優しい若者だった息子のジョンも、苛められ続けたボビーに対して際限なく暴力を振るうようになる。一つの暴力は、まるで伝染病のように次々と周囲の人に伝播してゆき、決して元には戻らない。ラスト、ある事を成し遂げて戻って来たトムを、最初に娘が、次に息子が、うつむいたままの妻が、何も言わずに順番に受け入れていく。一見、家族を護るために戦った父親を迎え入れる心温まるラストのようにも見えるが、冒頭の一家とは明らかに違う。皆どこかに影をまとっている。父親の過去を知った息子は、一度発露した暴力への衝動を抑えきることが出来るのか。夫のした事を妻は許せるのか。見えないお化けに怯えていた娘は、冒頭の娘のように、いつかほんの取るに足らない事のために、暴力の犠牲になる日が来るのではないのか。断ち切れない暴力の連鎖が恐ろしい。

ヒストリー・オブ・バイオレンス
映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス
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最終更新日  June 7, 2022 12:20:23 AM
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