映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。夏日でしたね。
サッカーの本多選手がミランを退団するとか。年齢的なものもあるし、いつまでサッカーを続けられるのでしょう。

大泉洋さんの主演作品を二本続けて紹介します。

青天の霹靂
A Bolt from the Blue

出演＆監督＆脚本
劇団ひとり

出演
大泉洋　柴咲　コウ　笹野　高史　風間　杜夫　柄本　佑

　場末のマジックバーで働く、さえないマジシャンの轟晴夫。ある日、彼は10年以上も関係を絶っていた父親・正太郎がホームレスになった果てに死んだのを知る。父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、惨めな日々を生きる自分との姿を重ね合わせて涙する晴夫。すると、突如として青空を割って光る稲妻が彼を直撃する。目を覚ますや、40年前にタイムスリップしたことにがくぜんとする晴夫。さまよった果てに足を踏み入れた浅草ホールで、マジシャンだった父と助手を務める母と出会い……。

　作家や俳優としても活躍する人気お笑い芸人の劇団ひとりが書き下ろした小説を、初監督＆初脚本＆映画化。「主人公が過去に戻って自分の出生に関わる」とくれば、アメリカ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせるが、こちらは母親に惚れられてしまうというコメディ要素はなし。また、未来を予言して、その結果その時の未来である現在が微妙に変わっているというお遊びもなし。テーマを一本に絞ったようだ。

　「自分が生きている意味があるのだろうか」と悩んでいた主人公・晴夫が「母親は浮気者の父親を見限って逃げた」という話が父親が息子を悲しませないためについた嘘であることや、自分に対する両親の想いを知り、彼等への愛情や生きることへの意味を取り戻していくヒューマンタッチ。大泉洋さんのマジックシーンは全て吹き替えなし。カット割りしていないから本人がやってるんだとすぐわかるのだけれどプロ並みだと思う。4か月の練習を経て臨んだそうだ。『陰日向に咲く』にも共通しているが、劇団ひとりさんの作品は、常に日の当る所だけを歩いている人達だけが素晴らしいわけではなく、それぞれに生きる意味を見出すことこそ素晴らしいと訴えている。




【楽天ブックスならいつでも送料無料】青天の霹靂 通常版【Blu-ray】 [ 大泉洋 ]楽天ブックス