映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。今日は父の日ですね。

映画ではいろいろな未来が描かれますね。
この映画では、月が破壊されたことで地球が侵略されてしまいます。
空中に浮かぶスカイタワーの造形がすごかったです。

オブリビオン
OBLIVION

監督
ジョセフ・コシンスキー

出演
トム・クルーズ　オルガ・キュリレンコ　モーガン・フリーマン　メリッサ・レオ

「Earth, before the war. New York, before I was born. A place I've only seen pictures of. I know you... But we've never met. I'm with you... But I don't know your name. I know I'm dreaming. But it feels like more than that. It feels like a memory. How can that be?戦争前の地球。僕が生まれる前のNY。ある場所が頭に浮かぶ。君を知っている。一度も会った事がない君といる。君の名前も知らない。僕は夢を見ている。これは記憶だ。一体何だこれは？」

　エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパーはパートナーのヴィクトリアと地球に残って上空から偵察していた。彼は見たこともない場所と女性の記憶に悩まされていた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチという謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。

　謎の記憶に悩まされる男が、ある変化をきっかけに自分の過去と未来に関わっていくというストーリーは、『トータル・リコール』と似ている。顔がぱかっと開いてシュワちゃんの顔が浮かぶような変装シーンはない。トム・クルーズはそんなの嫌いだろう。

　プールに全裸で飛び込んでジャックを誘うくらい彼とラブラブなのに、司令塔のサリーとの会話では、密かに彼を監視しているかのような素振りを見せるヴィクトリア。なぜかジャックを知っていて、嘘も衒いもないジュリア。ヴィクトリアとの暮らしはモダンで無駄がないが、無機質で冷たく、いかにも近未来。ジュリアとの記憶はごみごみした街中で我々が知るところの現代社会。人間の暖かみが感じられる世界。水と火のような二人のヒロインの向こうに二つの世界が透けて見え、二人のジャックに寄せる愛情も対照的。

　意外な相手とのバトルシーンやメカ同士の空中バトルシーンを交えながら、ジャックの夢の意味やこの世界の真実を後半明らかにしていくミステリタッチのSF。謎で観客を引っ張っていく力はあるが、オチに関しては賛否両論ありそう。



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