映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。
とりあえず北朝鮮とアメリカの危機は回避したみたいですね。はらはらしました。
それにしても昨日は寒かったですね。そして今日も寒いです。
さて、LGBT映画の第二弾を紹介します。

実話をもとにしたイギリス映画パレードへようこそを見ました。

パレードへようこそ
PRIDE

出演
ビル・ナイ　イメルダ・スタウントン　アンドリュー・スコット

　舞台は1984年。サッチャー政権による炭坑閉鎖案に抗議して全国の組合員たちがストライキに打って出た。機を同じくして、若きゲイ活動家マークは炭坑労働者たちの闘う姿勢に共鳴し、仲間と支援活動へ着手する。多額の募金を集めた彼らだったが、しかし肝心の貰い手が見つからない。そんな中、唯一ウェールズの炭坑デイライスがちょっとした勘違いによって受け取りを快諾。事態は大きく動き始める。

　鉄の女サッチャー首相時代の炭鉱閉鎖を扱った映画は『リトル・ダンサー』『フル・モンティ』『ブラス！』など暇がない。皆、辛い状況を助けあって乗り越えた。イギリスのマーガレット・サッチャー政権下で起きた実話―ストライキ中の炭鉱労働者支援に立ち上がったロンドンのLGSMの若者たちと、ウェールズの炭鉱労働者の交流―をつづる本作がそのリストに加わった。映画には原作がなく、作り手がネットや映像、書籍を隈なく調べ上げてようやく当事者へと辿り着いた。

　　一人一人のキャラクターが立っている。｢僕は彼等を助けに来ました　僕はここに残る　やめろと言われるまで彼等を助ける　逃げも隠れも言い訳もしない｣強い意思とリーダーシップで偏見にもひるまず皆を引っ張るマーク。自分の性的嗜好を家族に言えない大人しいブロームリー。本屋を経営し、母親に追い出されて故郷に16年帰っていないゲシン。その恋人で男女かかわらずモテる俳優のジョナサン。｢いつか組合の旗を一緒に持ちたい｣といい、招待された彼等に宿を提供するダイ。平凡な主婦から、彼等との出会いを経て果ては地方議員にまでなるシアン。委員会のリーダーへフィナと会計係で穏やかなクリフ。

　都会ロンドンと廃抗になろうとしている炭鉱を抱えている田舎町ウェールズ。偏見に囚われた村人と「連帯してサッチャーに立ち向かう！」というスローガンのもと垣根を越えてくる若者達。正反対の両者が知り合うことで自分の可能性に目覚めたり、家族に言えない悩みを打ち明けたり、新しい世界の扉が開いたり…どちらかが変わるのではなく、お互いが少しずつ歩み寄り、偏見という固い壁を壊していく。その先にある道は、誰もが歩ける。何せ、固い固い友情の絆で作られているのだから。



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