映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。私は今日が最終出社日です。来年からまた新しい気持ちで職場に臨みます。
自分って何だろうって考えたことありますよね？
この映画のテーマはもろそれです。

アイデンティティー
IDENTITY

出演
ジョン・キューザック　レベッカ・デモーネイ　アマンダ・ピート　クレア・デュバル　
アルフレッド・モリーナ　レイ・リオッタ

監督
ジェームズ・マンゴールド

音楽
アラン・シルベストリ

　激しい豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテル。管理人ラリーがくつろいでいるところへ、ひとりの男が飛び込んでくる。彼、ジョージは息子ティミーを伴い、交通事故で大ケガをした妻アリスを運び込む。救助を要請しようとするが電話は不通だった。アリスをはねたのは女優キャロラインの運転手で元警官のエド。彼は病院へ向け車を走らせるが、途中で立ち往生し、やむなくモーテルへ引き返すことに。途中でべガスで結婚したばかりのカップルや、商売女を連れてきて、モーテルにいる人数は、ちょうど10人。

　一方、ある時、ある一室で、既に死刑判決の下った事件について再審理が行われようとしている。ポイントとなっているのは、その事件の連続殺人犯である囚人が書いた日記だった。

　モーテルに泊まった客はちょうど10人。そしてなぜか一人ずつ、影の見えない犯人に殺されていく。更に途中で死体が消えてしまう。さあ、最初に死んだ人が怪しい。だってこれは『そして誰もいなくなった』パターンだから。

　ところが、この映画の真相はその先を行く。というか、最初に出て来た「囚人の責任能力の有無」についての話はどう繋がっていくの？やってくるはずの囚人が、モーテルに入りこんだ一人っていうことならば、囚人はやって来ないはずだ！と思いながら見ていると…。いや、これ、アンフェアじゃないか？というか自分を美化し過ぎなんだけど。どう考えても地の顔と別の顔の差があり過ぎる。
なるほど、それでタイトルがアイデンティティだったのか…と後になって気づいたが、勘のいい人なら途中でからくりには気づくかも。最後まで映画を見ることをお勧めする。

　昔はむきたてのゆでたまごみたいなつるんとした顔をしていたジョン・キューザックの善人顔をうまく利用した作品。


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