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January 14, 2018
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みなさん、こんばんは。オリーヴの樹といえば平和の象徴として知られていますが、外に在ればこそ雄大なイメージを表現できるのに、これがオフィスの中にあったらどうなんでしょう?
大きすぎる盆栽ですよね?
さて、今日はそんなオリーヴの樹を巡る映画を紹介します。

オリーブの樹は呼んでいる
EL OLIVO/THE OLIVE TREE

脚本
ポール・ラヴァーティ

出演
ハビエル・グティエレス アンナ・カスティーリョ マヌエル・クカラ

 気難しい20歳のアルマは、オリーブ農園を営む祖父にだけは心を開いていた。だが、父が樹齢2,000年のオリーブの樹を売ってしまった日から、祖父は一切しゃべらなくなった。HPで売られたオリーヴの樹がドイツの会社に飾られていることを知ったアルマは、最愛の祖父のためにその樹を取り戻そうとするが……。

 猪突猛進の主人公に周囲が振り回されていくストーリーは古今東西珍しくはないが、それだけ突破力を秘めた人間が現状を変えてくれることを望む風潮があることの証。アルマが理知的なオンナノコであれば、時間をかけてSNSを使って環境運動を盛り上げて本社に乗り込む方が確実だったが、祖父がしゃべらず食べず自ら死を選ぶような行動を取っていたことがアルマの焦りに繋がった。まあそれでもよく家内工業でしか働いていない20歳そこそこのヒロインの言うことを信じたよね、叔父さん(もう一人の連れは惚れた弱みで黙ってたけど)。

 ドイツに対するコンプレックスが登場人物達の台詞の中に出て来る。アルマの父や叔父のように、不況で仕事がうまくいかないスペインと“環境に配慮する企業”という一段上の事を成し遂げている(それでも反対運動を起こされている) 優等生ドイツ。EUの中での格差が今のイギリスのプレグジットにもつながっている。

 あまりに無謀なアルマにSNS発信して環境運動のメンバーが会社におしかけてきたりもするけれど、ほだされて「オリーヴの木持って帰っていいですよ」となるほどの大団円ハッピーエンドにはならず、アルマがもらえたのは枝一つ。現実的なエンドに着地しつつ、崩壊の兆しを見せていた家族を繋ぎとめてほんのりこの先への希望ものぞかせている。

 『わたしは、ダニエル・ブレイク』などでイギリスの名匠ケン・ローチ監督と組んできた脚本家、ポール・ラヴァーティ脚本。映画のきっかけはラヴァーティがオフィスで沢山のオリーヴの木を見たことだ。地中海の屋外にあるべき木がでかい盆栽扱いされているのは、金に困って本当に売られているからで、アルマの話は嘘ではない。

 監督はラヴァ―ティの妻イシアル・ボジャイン。祖父を演じたマヌエル・クカラは監督が見つけてきた素人。



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最終更新日  February 16, 2020 01:09:23 PM
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