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カテゴリ:その他のジャンルの海外小説
みなさん、こんばんは。そういえば恵方巻もすっかりブームになりましたね。
食べましたか?私は食べました。 さて、今日もコルム・トビーン作品を紹介します。 ヒース燃ゆ The Heather Blazing コルム・トビーン 松籟社 これまで読んだトビーン作品の主人公はいずれも女性。結婚や出産によって自分の生き方を変えざるを得ない女性に対して、男性は「どっしり動かず」というイメージが強い。 舞台は作者の故郷エニスコーシー。冒頭は最高裁判事アーモン・レドモンドが判決を言い渡すシーン。判事としてベテランの域にある彼は、判決を言い渡す事で原告や被告がどういう動きをするかまで見えている。そして自分の判決=判断が常に間違いないと確信を持っている。ここまでは予想通り「どっしり動かず」。 ところが、プライベートときたら、からっきし見えていない。長年連れ添った妻には「あなたが何を考えているのかわからない。何も話してくれない。」と詰られ逃げまくっているし、未婚の母となった娘との仲は。ちょうど未婚の母絡みの裁判で厳しい判決を下したばかりというタイミングで、さらにぎくしゃく。そんな時、皆の潤滑油役だった妻に異変が起きる。 愛情はあるがうまく表現できない頑固親父と、どこか遠巻きに見ているようなその他の家族。何だか、どこかで見たような人間関係だ。トビーン作品は本当に日本のホームドラマと親和性がある。父となったアーモンの「現在」と子供時代の「過去」が交互に登場する。その事によって子供の心が分からないアーモンの「現在」と、かつて父とのコミュニケーション不全に悩んだ「過去」が読者の中で響き合い、一度ならず同じ体験をするにも関わらず、常に同じ失敗をしてしまう人の業が映し出される。 トビーンの最近作に比べると、主人公の言葉遣いが年齢に対して少し若いようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 7, 2018 12:05:16 AM
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