映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。連休中は天気が良かったですね。
韓国オリンピック、羽生君が現地入りしましたね。
高木美帆選手は残念でした。でも顔が大人っぽくなりました。

さて、近未来が舞台の映画を紹介します。ある本を必死に守り続ける男性が主人公です。

ザ・ウォーカー
THE BOOK OF ELI

出演
デンゼル・ワシントン　ゲイリー・オールドマン　ジェニファー・ビールス　ミラ・クニス　
マイケル・ガンボン　マルコム・マクダウェル



　世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギーが現れ……。

　車が通りiPHONEを聴きマシンガンをぶっ放しているが、どうも舞台は西部劇。街を牛耳る悪役＝カーネギーがいて、そこへふらりとめっぽう強い流れ者＝イーライがやってくる。腕っ節の強さを見込まれたイーライは早速カーネギーに手下になるよう誘われるがアウトローヒーローの王道を踏襲し断る。すると一斉に部下達が飛びかかって来る。

　まあこのイーライが強い強い。聖書の言葉を口にするので聖職者なのかと思ったがとんでもない。でっかいナイフ、弓を操り男達をあっという間になぎ倒す。カーネギーの慰み者になっている母親(懐かしのジェニファー・ビールス)の元を飛び出したソラーラが西に行くイーライの後を追いかけて来るのは何だか子連れ狼みたい。口数少なく｢よそには構わない｣と口でぶつぶつ呟いている割には弱き者＝女性にはめっぽう優しいのもポイント高し。

　何年か前に大規模な戦争があって荒廃している時代である事が説明され、この世の中には本が全くなくなってしまった。戦争で独裁者はまず本を焼く、というのは歴史で証明されてきた通りでフィクションの世界でも｢華氏451度｣でやっていた。カーネギーが求める唯一の本の正体はわりと早い段階で分かるが、あの本（というより本に書いてある教え）で世界を支配する、という彼の野望はあながち間違いではない。何せ歴史上でもその名の元に数多くの戦いが行われてきたのだから。最近いい人の役に戻ってきたかと思いきや、またオールドマンはいっちゃってる悪役を演じたのか。そしてはまりすぎるんだこの人。

　この映画、最後の最後にオチがあるが、それを知ると最初色のない世界が映った理由もわかる。ただ、イーライの戦闘能力には疑問符がつくかも。


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