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カテゴリ:海外のミステリー&ファンタジー小説
みなさん、こんばんは。連休はあっという間に終わりましたね。
北陸では相変わらず物不足が続いているようです。 チェスタトンが生んだちょっとひねった天才、ポンド氏の短編集を紹介します。 ポンド氏の逆説【新訳版】 The Paradoxies of Mr.Bond (創元推理文庫) G・K・チェスタトン 小柄な紳士ポンド氏は、見た目温厚だが、ひとたび口を開くと筋の通らない発言を紛れこませる癖があった。アイルランド人の友人ガヘガン大尉によれば、それは人が本当に自分の話を聞いているのかどうか確かめるためだと言うのだが…? そんな彼が話してくれた逸話は、例えばこんな風。 「黙示録の三人の騎者The Three Horsemen of Apocalypse」 ある詩人を処刑するため元帥が命令を出す。だがその直後、彼を救うために執行延期令状が出されたが、令状を運んでいた男が途中で死んだ。それならば普通は詩人の処刑は行われてしまうはず。ところが、令状を運んでいた男が途中で死んだが故に、詩人は助かったのだという。これいかに? …という風に、ふんふんと聞いていると「あれれ?それ、おかしくない」という事象が出てきて不思議に思っていた所に、ポンド氏が「いえいえ、全然おかしくありませんよ。」と説明をするパターンのミステリ。但し、定位置のワトソンはいない。というのは、第一話では登場している語り手の「私」がいつの間にか姿を消しているのだ。その代わりレギュラーメンバーとして、先に挙げたガヘガン大尉と役人ウォットンがいる。ガヘガンは軽はずみな所があって事件に巻き込まれやすいが、ウォットンはその職務上浮ついた所はない。わざと対照的なキャラクターを配したと見える。 ちなみに「黙示録の三人の騎者」は小羊=キリストが解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという『ヨハネの黙示録の四騎士』のバリエーション。。四騎士はそれぞれが地上の人間を殺す権威を与えられているとされるが、今回のエピソードでは死と生のメッセージを携えた両極端の使者=Horsemenが存在し、本来なら生のメッセージを携えた使者こそが生き残るべきだったのに、そうならなかった所がタイトルにあるところのパラドックスである。 他 「ガヘガン大尉の罪The Crime of Captain Garagan」 「博士の意見が一致する時When Doctors Agree」 「ポンドのパンタルーンPond the Pantaloon」 「名前を出せぬ男The Unmentionable Man」 「恋人たちの指輪Ring of Lovers」 「恐ろしき色男The Terrible Troubadour」 「高すぎる話 A Tall Story」 収録。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ポンド氏の逆説 (創元推理文庫) [ G・K・チェスタトン ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 13, 2018 12:00:48 AM
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