映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。
いやーなんだか伊調 馨さんへのパワハラ凄いですね。よくこの重圧の中で4連覇したものだ。
人の好き嫌いは人間ならあるだろうけれど、えこひいきするなんてコーチらしくない。
　
さて、こちらは別人になり済ます男が主人公です。

ボビーZ
THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z

出演
ポール・ウォーカー　ローレンス・フィッシュバーン　キース・キャラダイン

　　長期服役中の元海兵隊員ティムは、刑務所内でも問題を起こしてばかり。マッドドッグを喧嘩で殺してしまい、囚人たちから狙われる日々。そんな中、彼は麻薬取締局の捜査官クルーズから、ある捜査への協力を持ち掛けられる。それは、カリフォルニアの伝説と言われる麻薬王“ボビーZ”に成り済ますというものだった。

　最初と最後に海岸にいる老人が「ボビーZって男を知ってるか？伝説になった男だ」と物語の案内役よろしく登場。さてどう伝説になったのかというと、そっくりな麻薬王に化けて捕まった潜入捜査官との人質交換に応じるというもの。「交換された時に助け出してやる」とは言われたものの、彼を狙う元囚人の仲間が死に物狂いで捜しそうだし、そもそも「捜査官を助けてしまえば似てるだけが取り柄の別人なんて見捨てられるんじゃないか？」と考えないわけだ。底が浅い男という設定なのか？

なぜか人質交換の場で銃撃戦が始まってしまう。観客は誰が銃撃戦を始めたかを見ているので、ここで黒幕がわかってしまう。では、なぜ黒幕はこんなややこしい事をしたのか。今度はそれがサスペンスを引っ張る鍵になる。

　途中からボビーはキットを連れて逃げる。ティムの事を実の父親＝ボビーZだと信じて「ついていく！」と言い張るキットを置いていけない所や、キットとの疑似親子の絆が深まる過程を描く事で、ティムの優しさを出したかったのだろうが、その割には、事もあろうに彼の血縁を身近で殺してしまうのはどういうことか。後で事実を知ったら強烈なトラウマになるのでは。

　囚人達のティムの追跡を絡めたのは、クライマックスでの「逃げ場なし」状態の緊張感を高めたかったのだと思うが、とっさのティムの行動であっさり騙されるのであっけない。あれだけで信じてしまうのか？暴走族は頭空っぽだとでも？

　かてて加えて偽者として現れたティムに恋人も金も取られるのに特に抵抗しなかったボビーZの相棒いい人過ぎるぞ。持てる物を全部持っているということなのか。





【楽天ブックスならいつでも送料無料】ボビーZ [ ポール・ウォーカー ]楽天ブックス