映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。シリア攻撃が始まってしまいましたね。

伊達のお殿様といえば仙台が有名ですが、こんな所にも伊達家がいたのです！
宇和島藩の開藩400年を記念して作られた映画海すずめを見ました。

海すずめ

出演
内藤剛志　吉行和子　赤井　英和　目黒　祐樹　岡田　奈々

　愛媛県宇和島市。小説家デビューを果たすものの2作目の小説が書けない主人公の赤松雀は、地元に戻り図書館の自転車課で働き始める。共に働くのは元ロードレーサーの岡崎とアルバイトで嫌味な上司の娘・ハナ。ある日、本の常連客であるトメから「もともと現在の市立図書館の前には、空襲で全焼した私立伊達図書館があった」(史実) という事とトメ自身も戦前はそこで働いていたことを教えられる。そんな最中、街は"伊達400年祭の武者行列"で使用される着物の刺繍模様の復元するための資料`御家伝来の本`を探して騒ぎとなっていた。一方で、図書館では自転車課の廃止案が浮上していることも発覚。雀は資料となる本を求めて、そして自転車課廃止を阻止するべく走り出す。はたして刺繍図録は見つかるのか?!図書館自転車課の存続は?! そして がむしゃらに走り続ける雀は、新たな小説執筆へ歩み出すことができるのか!

　何かここまで書いてくるとすごい課題を武者行列一本に盛り込んできましたね。
まあ刺繍図録は記録さえ見つかれば、後は居場所へ行くだけの物理的な話なので比較的簡単。難しくなってしまったのは、雀がいい加減な返事をしてぎりぎりまで捜さなかったからですね。それよりも現実的な問題は予算が絡む自転車課存続の問題。今でも図書館に行けない人達のために移動図書館といって車が回ってくるけれど、愛媛は小さな島があってその人達に本を届けなければならないから、お年寄りや子供にとってはやはり自転車課がなくなるのは痛い。自転車だから配送代はタダ同然だろうし。これが宅急便に替わると全然違います。サービスとしては必要だけれど、支える予算がない。赤字バスの廃止路線問題みたいなものですね。

　さて、一番大変なのは主人公の小説家デビュー。これは本人がその気になればいいわけではなく、一発屋でない才能がなければならない。で、彼女に才能があるかというのは実のところ映画では詳しく書いてない。とにかく書いてみたらやっぱり売れたので才能があったんだな、と結果から遡っていく書き方になっている。まあ、本人がやる気を出すまでが大切なテーマだったのでしょう。

　それにしても武者行列まるまるロケして映画撮影は大変だったと思います。



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