映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。2020年の大河ドラマの主役が決まりましたね。長谷川博己さんが
明智光秀を演じます。
さて、本日は昨日に引き続いて信長特集です。

映画本能寺ホテルを見ました。

本能寺ホテル

出演
綾瀬はるか　堤真一　平山浩行　濱田岳　風間杜夫　田口　浩正　佐井戸　けん太　
八嶋　智人　宇梶　剛士　高嶋　政宏　近藤　正臣　平岩　紙

監督
鈴木雅之

脚本
相沢友子

　倉本繭子は、会社の倒産を機に恋人の吉岡恭一にプロポーズされ、恭一の両親の住む京都へ向かう。京都に着いた繭子は、路地裏にある“本能寺ホテル”に導かれ、気が付けば1582年の本能寺にいた。繭子は現代と1582年を行き来しながら、織田信長や森蘭丸と交流を果たす。その日は信長が暗殺された本能寺の変の前日だった。

　『プリンセス　トヨトミ』の綾瀬はるかと堤真一、鈴木雅之監督と脚本の相沢友子が再び集結。時間は「本能寺の変」前日に絞る。何度タイムリープしても絶対に6月2日より先に行く事はなく、必ず前夜に戻ってくる。そのため6月1日が異様に長い。但し現実の時間はもう少し早く進んでいる模様。なぜ繭子だけがタイムリープしたのか、つまり彼女が選ばれし者になったのかという言及はなく、あくまで持っていたアイテムと「ホテルにあったある物」が動き出すタイミングらしい。ならば同じもの（京都で売っているので誰でも買える）を持っていて同じ物が動けば、誰でもホテルの宿泊客は時間旅行ができちゃうのか？と意地悪な事を言ってみたくなるが、そんな事はおそらくない。八嶋　智人さん演じる按摩師がいやにあたふたやってきてエレベーターに乗り「お客さんがいなかった」とあたふた出て行くという紛らわしいシーンがあったが、遭遇していないはず。「何にもやる事なかった」ヒロインの自分探しに、天下の一大事である本能寺の変が利用されてしまう。なんて贅沢な！

　明智光秀の謀反の真相については定説を取っているが、秀吉の中国大返しについては新説を披露。でも「誰でもいい」なら何で彼？その時の兵力を冷静に判断してのことなのか？

　濱田岳さんは今朝ドラに出ていてアドリブも飛び出す所謂「沢山引き出しを持っている」俳優だが、この映画でも、繭子と信長が一対一で対峙し繭子が「あなたは本能寺で死ぬ」と禁じ手発言をしたシーンで、台詞が一切なく主君と繭子を行き来する視線と表情のみで「信じられないが主君を心配している。そして突拍子もない事を言い出した繭子がどうなるかも少しだけ心配している」という内面を表現しきっていて凄いと思った。


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