映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。何だか今回の大相撲は大関横綱が休場で盛り上がらなかったですね。
優勝した力士は立派ですが。

さて、今日は死んだ夫そっくりの男性に出会った女性(ありがちだ！)が主人公の映画です。

フェイス・オブ・ラブ
The Face of Love

出演
エド・ハリス　ロビン・ウィリアムス　アネット・ベニング
エイミー・ブレネマン

　5年前、突然の事故で30年も一緒に過ごしてきた建築家の夫ギャレットをなくしたニッキー。同じく伴侶をなくした向かいの住人ロジャーと悲しみを分かち合うなどしてようやく立ち直りかけた彼女は、夫と通った美術館を訪れる。楽しかった日々を振り返りながら館内を巡るニッキーは、ギャレットと生き写しである画家トムと遭遇する。驚きながらも新しい恋の予感に胸を躍らせ、トムと少しずつ心の距離を近づけていくが……。

　瓜二つの男性が現れてそちらに惹かれていく、というのはドラマ『101回目のプロポーズ』でもやっていたが、あれもどうかと思った。まあ告白された相手は、浅野温子さんだったからウェルカムだったのか。

　今回も惹かれたのは夫に瓜二つの顔だった。彼の職歴をインターネットで調べて大学まで押しかけ、車の後をつけるニッキーは立派なストーカー。絵に興味もないのに個人レッスンを申し込み、家にやってきたトムの顔を眺めるばかり。果ては「絵に興味なんかないの」と告白してしまう。仕事としてやってきたトムに失礼だ。

　ところが物語は都合よくトムもニッキーに惹かれ、二人はあっという間に恋仲に。夫とよく行った寿司屋に行くと、主人は「久しぶりですね」とトムをギャレットと間違えて声をかける。ちょっと変だな、と思ったトムをごまかして乗り切ったかと思いきや、キスされてトイレに引きこもってしまう。夫への気持ちが整理できないのに、新しい恋にのめりこむのは待てばよかったのでは？若者ではないのだし、年相応の分別を持つべきだ。その後も娘に言えなかったり、隣人と出会った市場でトムを見せまいとしたりと、疚しい気持ちはあるようだが、結局自分からはトムに言えない。相手に嘘をつかれているトムの気持ちをニッキーは思いやっていたのだろうか。無意識に夫の名前で読んだり、後半になると取り乱してますます相手を傷つけている。恋愛映画のヒロインとして、どうにも感情移入しにくかった。

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