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テーマ:TVで観た映画(3875)
カテゴリ:日本映画
みなさん、もうすぐお盆ですね。
亡くなった人のことを一年に一度、しみじみと考える季節になりました。 こちらの映画もそうですね。 岸辺の旅 Journey to the Shore 出演 浅野 忠信 深津 絵里 奥貫 薫 蒼井 優 小松 政夫 柄本 明 監督&脚本 黒沢 清 3年間行方不明となっていた夫の優介がある日ふいに帰ってきて、妻の瑞希を旅に誘う。それは優介が失踪してから帰宅するまでに関わってきた人々を訪ねる旅で、空白の3年間をたどるように旅を続けるうちに、瑞希は彼への深い愛を再確認していく。やがて優介が突然姿を現した理由、そして彼が瑞希に伝えたかったことが明らかになり……。 黒沢清監督が、湯本香樹実が2010年に上梓した小説を映画化。 死んだ伴侶が戻ってくるという筋立ては海外でもよく目にする。まあ、大概コメディだ。 「伴侶だけに見えて他人には見えない」から様々な騒動が起こるパターンが最も多い。 ところがこの映画の幽霊は規則性がない。瑞希の前に現れる優介の第一声が「俺、死んだよ。体は今頃海のカニに食われてる」のだから、彼が死者であるのは間違いない。だから思 い入れの強い瑞希にだけ見えるものなのかな?と思っていたら、二人が旅するシーンで出会う現世の人(駅員)と普通に言葉を交わしていたりする。映画の中では生者と死者が混在していて、夫婦が最後に訪れる村では死んだ子供に弁当を届けにいく人妻がいたり、村人が優介の講義を聞いていたり、どこからが彼岸なのかわからない。 ただ、ふとしたきっかけで、死者がこの世から去ることもある。まるで死者が現世を去る時のように。その有様を見せてくれたのが、夫妻が最初に訪れた老人の新聞配達員だ。死んだ自覚のない彼は夫婦だけに姿が見える、通常の幽霊パターンだ。しかし彼が二度目の死を迎えた途端、寝室も台所も廃墟と化す。老人の意識が部屋を見る生者の意識さえも支配していたとわかりぞっとした。 「岸辺の旅」というその岸とは彼岸である。優介は死んだことを自覚しており、この世にやり残したことへの執着もなさそうだ。浅野さんが演じているからそう感じるのかもしれない。いつでも行けるのに行かなかったのは瑞希の存在があったからで、この旅は彼女のためだ。その点を見ればメロドラマと受け取る人もいそうだが、やはりこの映画はただ分かりやすく怖がらせないだけで、ホラーではないか。 岸辺の旅 [ 深津絵里 ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 9, 2018 12:07:58 AM
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