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August 14, 2018
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みなさん、こんばんは。
日本ではお盆に家族が揃いますよね。
でもこの映画ではとんでもない事件が起きて家族が揃います。
映画​8月の家族たち​を見ました。

8月の家族たち​
AUGUST: OSAGE COUNTY

出演
メリル・ストリープ ジュリア・ロバーツ ユアン・マクレガー クリス・クーパー
アビゲイル・プレスリン ジュリエット・ルイス ベネディクト・カンバーバッチ 
サム・シェパード ダーモット・マルローニー

監督
ジョン・ウェルズ

 オクラホマの片田舎に住む母親バイオレットと、父親がこつぜんと姿を消したことで集まった3姉妹。一癖ある母バイオレットは病を患い、長女のバーバラは夫の浮気と娘の反抗期に悩んでいた。一方、次女アイヴィーはひそかな恋に胸を躍らせており、三女カレンは家族の危機に婚約者を伴い帰宅した。

  まあせいぜい、久しぶりに会った家族がお互いの腹の中をぶちまけあって和解する話だろうくらいに考えていたが、テネシー・ウィリアムスばりの暑い中西部以上に熱い家族のドロドロした話だった。

今までで一番怖いメリルストリープ。魔女も演じた事もある彼女だが、今回が最も怖い。腹の底から響いてくるようなぞっとする声で「誰も私をごまかせない I told you nobody slips anything by me.」と言う。この台詞は何度も出てくる彼女の決め台詞だが、続く言葉が家族をぐさぐさ傷つけていく。

 彼女の鋭いナイフが最も向けられるのは長女バーバラ。一番最初の子供だから両親の期待を一身に背負ったであろう事がうかがえるし、彼女は十分それに応えうる器量だ。それなのに、夫には背かれ反抗期の娘ともうまくいかない。それは彼女があまりにも「正しくあれ」「何事も白黒をはっきり」と言われて育てられ続けた所以だろう。息苦しくなり、真っ先に母親から逃げる術を見つけて出ていったが、優等生気質は抜けないままだ。他人を責める舌鋒は常に鋭く、周囲は「もっともでございます」とひれ伏すしかない。ただ誰も、心から彼女には同意していない。末娘のカレンが「世の中はどっちつかずであいまいなの みんなその中で生きてるのIt's not cut and dried, it lives where everything lives: somewhere in the middle.姉さん以外は」と捨て台詞のような言葉を残して去るが、一生バーバラは曖昧を許せない。

それでいて、「彼女なら何とかしてくれる」「彼女なら大丈夫」とあれこれ相談事や秘密を打ち明けられるのもバーバラのような人。母と父、母と叔母、父と叔母、妹と従兄弟の秘密を一人で抱え込まされる彼女は本当に難儀なポジションだ。それはまた「意地悪な母が大嫌いだった」と告白する母ヴァイオレットが歩んできた道でもある。

 あまりの事に家を飛び出したバーバラは一旦車を止め、それでも一人で故郷を去る。それでもやはり母親の臨終には帰ってきて正しい事を為すような気がする。それが長女の務めで、誰もが期待している彼女の姿だから。
 



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最終更新日  November 3, 2019 07:47:16 PM
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