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September 13, 2018
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カテゴリ:日本ドラマ
みなさん、こんばんは。
4月~6月期のおっさんずラブが思いのほか話題になってしまったので、BL映像化企画が次々と起こるのかと思っていたら、さすがにそこまでは…。今回は一つだけでした。でも、雨後の筍の如く出てくるのは濫造されてるみたいでいやだったんです。

誰もが見られる『おっさんずラブ』から愛情表現はかなり踏み込んでましたね。ぎりぎり商業誌で書けるレベル。ズバリその箇所を書くのは同人誌ですからね。
だから、『おっさんずラブ』を見た人全てがこの作品を見るとは限らないと思います。
生々しいと感じる人もいるかも。

漫画を読んで気になっていたので見ましたがこれがまたいい作品でした。
他の出演作を思い出せないからかもしれないのですが、主要三人の俳優がまるで漫画から飛び出してきたようでした。
深夜なので録画して見たのですが、毎回親の視線が痛くて痛くて。
熱くもないのにうちわをパタパタ。

漫画原作のドラマポルノグラファーを見ていました。

出演
竹財輝之助 猪塚健太 吉田宗洋

監督&脚本
三木康一郎


エンディングテーマ
鬼束ちひろ「Twilight Dreams」

 自転車事故で大学生の久住春彦が小説家・木島理生の腕を骨折させてしまう。保険にも加入せず、お金もないという春彦に、木島は示談の条件として口述筆記で小説の代筆をしてもらうことを提案。春彦は喜んでその提案を受け入れ、木島の家で代筆をはじめるが、木島の口から発せられるストーリーは普通の小説ではなく淫らな内容だった。最初は戸惑っていた春彦ですが、その言葉を原稿用紙にしたためていると、いつの間にか木島の文章の世界観と声に酔いしれてしまう。

第一話 未知なる感情の目覚め
気持ちの良い初夏の日。自転車で坂道をくだっていた大学生の久住春彦(くずみはるひこ)は、突然目の前に現れた木島理生(きじまりお)に衝突し、右腕を折る全治2ヶ月の怪我を負わせてしまう。すぐに治療費を払えそうにない春彦に木島は、治療費の代わりに小説家である自分のところで口述筆記の代筆をしてくれないかと提案する。その提案に心底ほっとした春彦はさっそく仕事を始めるのだが、木島から発せられる言葉は聞きなれない淫らなものだった。官能小説家・木島のもとで春彦はだんだんと翻弄されていき・・・!?

最初に官能小説お決まりワードが入ってきて、次に映像が入ってきて、最後に主人公同士の行動で見せる、という段階を置いた展開がいいですね。いい時代になったなぁ(いや、何が?と言われても困るのですが、素直な感想)。

そしてラストでわかる木島の利き手。実は彼は左利きなので事故にあっても全然困らない。ならなぜ口述筆記なんか?さあ謎めいてきました。

第二話愛情と嫉妬の狭間で
木島の官能小説の口述の影響か、エロい妄想が止まらない春彦。大学同期の横田祐介に木島の話をするも、「どうせじいちゃんだろ」と一蹴されてしまう。いつものように木島の家で口述筆記を続けていると、見知らぬ男が現れる。木島の担当編集者だという城戸と木島は、どう考えても距離が近い。突然現れた城戸の存在に、春彦のもやもやが止まらず・・・

気になるイケメン城戸が登場。スピンオフ『インディゴの気分』では主役。スピンオフも本編も常に先生=木島を見ている人物が主人公で、先生自身の内面は語ってくれない限りわからない。そして誰にでも語ってくれるわけではない。

第三話 欲望と衝動の夜
木島と城戸の距離の近さから、再びエロ妄想をしてしまう春彦。急いで木島の家に戻ると、木島の提案で3人の親睦会が行われた。二人の馴れ初めを聞かされている最中、木島が酔っ払って寝てしまう。酔った木島をベッドに運ぶ春彦たちだが、城戸が帰った後、木島から「一緒に寝よ」とシャツを捉まれ・・・!?

この捨てられた子犬のような先生の目が反則ですね。家庭人の城戸もかつてはほだされたのだろう。冒頭はえっそこまで?と思いましたが全て妄想だったとは。妄想力を持つ久住もすごい。そして店の中で一人で照れる姿可愛い。二人の恋愛が始まる?のかな?

ラストのキスシーンは結構ひつこくやってましたね。

第四話 愛情から起因する闇
酔っていたとはいえ木島とキスをしてしまった春彦。気まずい気持ちもあるが、口述筆記は順調に進んでいる。木島の家に通うのが楽しくなってきた矢先、ギプスが外れた木島から「今の小説が終われば、示談は終了」と言われてしまう。失意の春彦だったが、帰宅後手に取った木島の官能小説を見て、あることに気づいてしまい――。一方木島は、自らの言葉で春彦を突き放した自分に絶望していた・・・。

「君には自分の時間を大切にして欲しい。」「君に失望されたくない」第三者が聞くとこんなに愛情溢れている言葉はないのに恋する立場の久住からすれば悉く拒否のサインに映るのがもう。ずっと先生を見ているのは久住なのに実は先生が久住を見ていたかった、逆だった。

第五話 偽りと真実のあいだで
木島の嘘に気づいてしまった春彦が、木島に詰め寄ると、「口述筆記ごっこだった」と言われてしまう。ショックと怒りで木島を殴ってしまう春彦。木島に、自分の行き場のない気持ちを告白すると、「僕としたいってこと?」と一方的に襲われてしまう。失意の春彦は、木島の担当編集者・城戸から、木島の嘘の理由を聞かされ・・・。

画面までインディゴブルーっぽい城戸登場場面。「先生の官能小説が好き」という久住の台詞を聞いた城戸が複雑な表情を浮かべる(久住には見えない)ところが インディゴの気分 の二人のあれこれを思うと何とも。チェーンも単なる「物」ではなく情熱と若さで引きちぎれる何か。

久住の「好きなんです」を聴いてから次の行動に移るまでの先生の表情の変化(察していたが驚き→遂に言った→逡巡→決意)はよしながふみ さんの漫画でよく見る「3コマ使って台詞なし&顔の描写を変えることで登場人物の心情変化を伝える」のリアル版を見ているようだった。

ココロにもカラダにも潤滑剤がなく痛いセックス。まあセンセイ情熱で理性がぶっとんでステキ!とうっとりするシーンではなく物語的には自分も相手も傷つくことで強引に関係を断ち切ろうというセンセイの意図を見るべきか。いつも踏切の音でスイッチが入る久住。今回も涙がぶわっ。

第六話 愛欲と理性の果てに
木島の弱さ故の嘘を知った春彦は、木島の家に急ぐ。と、木島の家の中は空っぽで・・・。

最終話1シーンだけ城戸の登場回。「お前が来い」と電話で言われていそいそと木島の実家に行ったら久住を宝物宣言され「またね」って言われてまたしんみりとインディゴの気分 になっちゃうんだろうなぁとストーリーを脳内補完した視聴者はどれくらいいるんだろう。
最終話小説はやめたと言いながら「自分向きの本を書いて欲しい」と言われたら次々着想が湧きやがて涙ぐむ久住。蛇口ひねれば飲みたいだけ出てくるみたいに溢れ出るものでないから才能は厄介だ。だが苦しみから抜け出すためにはやはり書くことに向かうしかない。それが宿命&業。

おっさんずラブのように登場人物について書いてみます。

久住春彦
主人公で先生と出会うまでは同性愛嗜好が全くなかった。しかし木島と出会ってどんどん惹かれていく。その割には妄想力がすごい。実践したことがないのになんでそんなにいろいろ想像できるの?(笑)まあ彼の妄想シーンはコメディの要素を取り入れるためでしょう。
木島が「ちゃんと大学で勉強しなきゃだめだ」と言いたくなるのもわかるような真っすぐな好青年。「どうして木島でなく女性を好きにならないんだろう?」とは一度も思わなかったです。
最初は本当に思った事駄々洩れでしたが、ラストには見事に大人の男になります。誰かを支えられるってすごいことですよ。恋が青年を大人にしちゃった。

城戸
かつて木島と関係を持ったことがある。女性と結婚して今は一児の善きパパ。今でも木島のファンで彼のことも「愛してる」か「好き」なのか、はたまたその真ん中なのかは彼だけが知っていればいいこと。後から来た若者に「鍵ください」と言われて内心むっとしなかったはずはないのだけれど、その気持ちを出さない程度には大人。前日譚「インディゴの気分」では彼は迷える人でした。でも本作では迷っていません。家庭ができたからですね。
でも今まで鍵を返せなかったのは気持ちが残ってるから。「またね」と木島に言われると、その言葉の裏に何かあるんじゃないかと考えてしまう。ただ彼も年を取り、家族といる時間が増えれば、やがて木島への気持ちも消えてしまうはず。

木島理生
物書きとして感情移入するところがありました。城戸に「無理して書かなくていい」と言われた時の気持ちって何とも言えなかったろうなぁ。だって文章って欲しい時に蛇口ひねれば出てくる水とは違うから。「書きたい気持ち」と「書きたい何か」と「がーっと書くエネルギー」が合わさった時に、初めて外に出てくる。出てくるまでの時間は全く加算されないけれど、それでも書くという事から離れられないから物書きをやっているわけで。
きっとスランプはこれが最初でもないし、インスピレーションにせよ文章力にせよいつかは衰えて手放す時がやって来る。それまでは、細々とでも物書き続けていくんじゃないかなぁ。一度業に取りつかれた人は簡単にやめられないから。
「嘘つきでセクシーで可愛げがある」って三次元に果たして出せるのか?と思うくらい難役でしたが竹財さんうまかったですね。漫画だと硬質な感じなのですがあえて竹財さんは言葉に重きをおかないふわふわした喋り方をするので二次元より柔らかい、とらえどころのない感じでした。

番外
インディゴの気分に登場した蒲生田先生
年を取ればどうしたって集中力が切れていくものです。根気ともいう。それにも関わらず大作を書けるのはすごい。他から外道と思われることをしてでもエネルギーなりインスピレーションを必死で引っ張り出そうとする。天才ってそういうものかもしれない。普通にとらわれていると書けない。木島は師匠ほど図太くなれなかったなぁ。やってることはいろいろと突き抜けているのですが優しさはちゃんとある大人。まあ規格外は天才につきものです。外道上等!


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最終更新日  September 3, 2019 08:43:37 PM
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