映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。世界が平和だと良いのですが実際はそうではなく
どこかで戦争が起こっています。
突然巻き込まれたらどうしますか？
映画を見て考えてみては。

クーデター
NO ESCAPE

出演
ピアース・ブロスナン　オーウェン・ウィルソン

　　仕事の関係で東南アジアの某国に家族と一緒に移り住むためにやって来たジャック・ドワイヤーだったが、到着した翌朝にクーデターが発生。暴徒により外国人が次々と殺害されていく中、滞在先を襲撃されたジャックは妻子を守るため、安全な場所を求めて逃げ回る。現地で知り合った旅行者ハモンドの助けで何とか命拾いしたものの、思いも寄らない現実が彼らを待ち受けていた。

最初に国のトップたちが殺される場面が登場し、そこから17時間前、某国を目指す機上のジャック一家に飛ぶ。飛行機の中で偶然ハモンドと知り合うが、これが後の伏線。彼と出会わなければジャックが暴動の理由を知ることもなかった。

　　「発展途上国(古い言い方ですが…)に資金援助を申し出る欧米」というのはいかにも世界の不均衡を正すような善行＆この頃よく登場する「WIN-WIN」の関係だが、実は裏に地元企業を乗っ取って自国資本を入れようという利権が絡んでいた。必ずしも映画だけの話ではないでしょうし、その事に気づいた地元住民が過激に反応することも現実にありそうです。問題は国民の不満を知りながら、少なからぬ利権のうまみを得て手放そうとしなかった某国支配者層では？

コメディ映画で評判を博しているオーウェン・ウィルソンが珍しくシリアスドラマで主演。戦うパパを演じます。リストラされて遠い東方の国にやってきたけれど、某国にしてみれば彼もまた搾取する側なんですよね。アメリカ人家族が逃げていく側がかつてアメリカと戦ったベトナムという所がなんとも皮肉です。

キャッチ「敵は全国民　愛するものを守り、生き残れるか？」とありますが、映画の中では必ずしも国民全員が敵というわけではないです。逃亡中のジャックを助けてくれる民間人もいます。但し殺されてしまいますが…。「欧米が見るアジア人」って無言で銃を向けて誰かれ構わず殺戮する怖いイメージなんだろうか。いかにも無表情なんでしょうね。
　

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