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January 5, 2019
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みなさん、こんばんは。

BBCが制作したドラマ「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」を見ています。
オリンピックイヤーにカルチュラル・オリンピックという企画が起こり、それにBBCが応えた形で作られたシリーズです。

日本でも来年吉田鋼太郎さんが演出を担当し
コロス…吉田鋼太郎さん
ヘンリー5世…松坂桃李さん
のキャスティングとなります。
見に行くのが楽しみです!


ホロウ・クラウン
The Hollow Crown
ヘンリー5世
Henry V

Executive Producer 
サム・メンデスほか

出演
サイモン・ラッセル・ビール トム・ヒドルストン  ジェラルディン・チャップリン
ジュリー・ウォルターズ リチャード・グリフィス ランベール・ウィルソン ジョン・ハート
アントン・レッサー

監督
テア・シャーロック

 放蕩息子から立派な王へと成長したヘンリー五世にフランスから挑戦が届く。ヘンリー五世は自身がフランス王位継承者であることを主張し、フランスへの遠征を決意するのだった。それは、簡単に勝てる戦いではなかった。過酷な戦地での時間はヘンリー五世の兵力を減退させ、対するフランス軍はヘンリー五世が率いる軍の何倍もの勢力もあり。しかし、そんな逆境にも恐れることなく立ち向かうヘンリー五世は、かの有名なアジャンクールの戦いに自分の運命をかけて立ち向かう!

 オープニングはヘンリアドシリーズの中では異色でChorusと呼ばれる語り部の口上で始まります。

「炎の女神よ 我らに創造の力を与えたまえ 王国を舞台に 王侯貴族が役者となり 歴史の常を演じます 演目は軍神のごとく輝いたヘンリー5世の物語 イングランドとフランス 二代強国が対立する時代 両国は荒ぶる海峡を隔ててにらみ合っておりました さて これから演じるのはフランスでの大合戦 壮大な戦いを我々の舞台で再現できるか 特にアジャンクールでは夜も震える激戦でした ゼロから壮大な場面を引き出すため 想像力の助けが必要です 足らぬ所は想像力で補って下さい 皆さまの想像力で国王たちを飾りたて 場所や時間を自由に飛び越え長年の出来事を一時間に変えるのです お助け役として私 語り部が歴史の旅をご案内します
「O For a Muse of Fire, that would ascend
 The brightest Heauen of Inuention:
 A Kingdome for a Stage, Princes to Act,
 And Monarchs to behold the swelling Scene.
 Then should the Warlike Harry, like himselfe,
 Assume the Port of Mars, and at his heeles
 ( Leasht in, like Hounds) should Famine, Sword, and Fire
 Crouch for employment. But pardon, Gentles all:
 The flat vnraysed Spirits, that hath dar'd,
 On this vnworthy Scaffold, to bring forth
 So great an Obiect. Can this Cock-Pit hold
 The vastie fields of France? Or may we cramme
 Within this Woodden O. the very Caskes
 That did affright the Ayre at Agincourt?
 O pardon: since a crooked Figure may
 Attest in little place a Million,
 And let vs, Cyphers to this great Accompt,
 On your imaginarie Forces worke.
 Suppose within the Girdle of these Walls
 Are now confin'd two mightie Monarchies,
 Whose high, vp-reared, and abutting Fronts,
 The perillous narrow Ocean parts asunder.
 Peece out our imperfections with your thoughts:
 Into a thousand parts diuide one Man,
 And make imaginarie Puissance.
 Thinke when we talke of Horses, that you see them
 Printing their prowd Hoofes i'th' receiuing Earth:
 For 'tis your thoughts that now must deck our Kings,
 Carry them here and there: Iumping o're Times;
 Turning th'accomplishment of many yeeres
 Into an Howre-glasse: for the which supplie,
 Admit me Chorus to this Historie;
 Who Prologue-like, your humble patience pray,
 Gently to heare, kindly to iudge our Play.」

ホットスパーにも大国フランスにも負けなかったきらきらしい王が赤痢という誰でもかかる病気で亡くなる。死は誰の前にも平等に訪れる。メメントモリ。
 
 で、そもそもの戦争のきっかけとなるのがこのシーン。ヘンリー5世が系図を調べて自分は公爵領を貰える権利があるとフランスに使者を送っていました。その返事をフランス大使が持ち帰ります。
ヘンリー「フランス王太子からの意見を聞こうか 国王からではないと聞いた」
大使「恐れながら陛下 託された内容をそのままお伝えするか王太子のご伝言を遠回しに伝言するか」 
ふっと笑うヘンリー
「私は暴君ではない 王太子の意向を率直に伝えるがよい」
大使「それでは簡潔に 陛下はフランスに使者を送り公爵領を要求されました エドワード3世の権利と称されて それに対する王太子のお答えは“陛下の大人げない考え方に助言したい フランスにはバカ騒ぎで手に入るものはなく 遊び半分で侵入できる土地もない そこで王太子より陛下に相応しい物を送ると そのかわり今後公爵領の件については耳を貸さぬ” と 以上がご伝言です」
ヘンリー「おじ上 中身は?」
エクセター公 ちらりと大使を見る
「テニスボールです」 
どさどさどさっと箱が開けられごろごろテニスボールが床にこぼれる 
ヘンリー「なかなか愉快な冗談だ 贈り物とご足労に感謝するラケットを整え次第フランスのコートで勝負し王の頭から王冠を叩き落としてやる こう伝えろ  “相手が悪かったな 貴国のコートは穴だらけになる”と 気持ちはわかる 我の昔の放蕩ぶりをあざ笑ったのだろう 確かに私は王座を気にせず勝手に遊んでいた 気ままな遊びが楽しい時もある 王太子に伝えろ 私が成熟を示そう 王者らしく堂々と船出をし フランスの王座についてやる 私が放つ栄光の輝きでフランス国民の目は眩み王太子の目はつぶれるだろう それからこれも伝えろ 悪い冗談がボールを砲弾に変えたと 破壊をもたらす報復を招いたのは王太子だ 彼の悪い冗談で数千の女が夫を失い母が子を失い 城が崩れるのだ また生まれる子もいずれ王太子を呪うだろう」
テニスボールを大使に投げ返す
ヘンリー「だがこれも神意 私は神の名のもと王太子に必ず仕返しする そして全力で打ちのめし正当な権利を手にする さあ おとなしく帰れ そして伝えるのだ “彼のバカな冗談に笑う者はなく何千もの人々が泣く“とな さあ 送ってやれ」

そーなんですよ。総てはフランス王太子(ドーファンDauphin)の悪い冗談。

おいしい役で日本版キャストが楽しみなフランス大使。王太子のテニスボール宅急便のお使いをしたためにヘンリーからボールを投げつけられる最悪の出会いながら「謙虚な姿勢で異論を唱え毅然と決断を下した」と正当に評価し常に最前線で陛下と対峙し続けた。

 酒場シーンではフォルスタッフの死が描かれます。
王に心を壊されたフォルスタッフが亡くなる。晩年幸せでなかった彼に女将がかける言葉が優しい「あの人は地獄じゃないよ 安らかな場所さ 死んだ人が行くねhe’s surely not in hell. He’s in Arthur’s bosom, if any man ever went to Arthur’s bosom.」


さて、使者対決ならこちらも負けていません。

ヘンリーが送りだしたのは信頼する叔父エクセター公。演じるはアントン・レッサー。

「ヘンリー王からお言葉を申し上げます ヘンリー王は偉大な神の名のもと陛下が借りものの栄誉をすて退位するよう望んでいます その王冠はイングランド王に属するもの この要求には正当な根拠があります 虫食いだらけの古文書にこじつけたねつ造ではなくこの系図が根拠です これを見れば明白 御覧ください ヘンリーは最も有名なご先祖エドワード3世の直系です 
つまり正当な王位継承者 王位と王国の返還を求めます」
王「拒めばどうなる?」
「血が流れます 王冠を心臓に隠しても切り開くまで 我が王は恐ろしい嵐となり雷と地響きを伴い襲い掛かる ですから王冠を速やかに引き渡し民衆を戦火に巻き込まぬよう求めております さもなければこの地は未亡人の涙や孤児の泣き声 恋人の嘆き 死者の血で溢れ夫や父親 恋人を失った悲嘆は陛下の責任に これが王の要求であり警告であり伝言です 王太子陛下がこちらにいらしたら伝言があるのですが」
王「要求の件は内容を吟味してから明日イングランド王への返書をお渡しする」
王太子「王太子の件だがここにいるので王からの伝言を聞こう」
エクセター公「冷笑と挑発軽蔑と侮蔑の言葉を添えて王から伝言です “父君が我が王の要求を受け入れ殿下の愚行を償わない限り悪い冗談の報復としてボールの代わりにフランス中に爆弾を打ち込み砲声を轟かせる“とScorn and defiance, indifference, contempt, and any insult that wouldn’t disgrace the mighty sender—that’s the value he puts on you. And my king goes on: if your royal father does not sweeten the bitter insult you sent my king and grant all our demands, Henry’s artillery will give you so resounding an answer that the very caves and vaulted cathedrals of France shall echo your mocking of him back in your face.」
王太子「私はイングランド王と対決を望む だから遊び好きな彼に相応しい物を送ったSay this: if my father sends a friendly answer, it is against my will. I want nothing but conflict with England. To that end, I presented him with the tennis balls, the perfect expression of his inexperience and frivolity. 」
エクセター公「その返礼はルーヴル王宮に届けます そして必ずや現在の我が王に殿下も驚かれることでしょう 皇太子時代を想像したら大きな間違いです 今は賢く時を使う 殿下はその事を敗地から思い知るでしょう 我が王がフランスに来ればHe’ll make your palace tremble for this insult, even if it were the mightiest in all of Europe. And, make no mistake, you’ll find, as we his subjects have, an amazing difference between the king as a young man and the way he is now. Now he uses his time wisely, as you will see by your own casualties, if he remains in France.」

どうです?なかなか堂々としているでしょう。

 使者が立ち去った後で「お前~」という目でフランス王が王太子を睨んでるんですよ。もうおかしくって!

戦闘シーンの多いなか数少ないコメディキャラフランス王太子(ドーファンDauphin)「元はと言えばお前がテニスボールなんか送るから!」と激怒の瞳で息子を見つめる王。ハル王子時代の経験が今の王を作ったように王太子も貴重な経験を得たのでは。

さて、アルフルールでは市長の降伏により兵士たちの蛮行を禁じたヘンリー。
ところがかつての飲み仲間バードルフが教会に盗みに入り、ピストルたちの懇願にも関わらず絞首刑にされます。

フルーエレン隊長「敵軍の被害は甚大でした まさに大打撃です 味方に戦死者はいませんでしたが処刑された者が一名 教会で盗みを バードルフという男です そいつは顔が吹き出物だらけで真っ赤な顔をしており鼻は石榴のように息を吹きかけると青くなったり赤くなったり でも今は処刑されて顔の色も消えました」

かつての飲み仲間との思い出が蘇るヘンリー。フルーエレン隊長が述べるバードルフの特徴を聞いていたのか。ここフラッシュバックが入ります。
そして振り返った時は友を悼む男としてではなく、王として語ります。
「犯罪者は全て処刑せよ 厳しく命じておく 進軍中に村からの略奪は一切許さない 盗みはもってのほか フランス人を言葉で侮辱することも禁じる 寛容と残忍が国をかけて争えば寛容が必ず勝つからだwhen mercy and cruelty compete for a kingdom, the gentler player is bound to win.」

敵地で戦をしているのですから住民の敵意を招くことだけは避けなければなりません。王としては当たり前の決断です。

さてこの後フランス王が本気になります。大使づてではありますが、こんな伝言をよこしてきます。
「My king says this: “Tell Harry of England: though we appeared dead, we were only asleep. Strategy makes a better soldier than haste. Tell him we could have driven him back at Harfleur but thought it unwise to burst a pustule before it had fully ripened. Now the time is right for us to speak, and we do so with imperial authority. The king of England will regret his foolishness, discover his weakness, and marvel at our restraint. Tell him therefore to consider what ransom he can offer as a prisoner of war. It must be commensurate with the losses we have suffered, the subjects wehave lost, and the indignity we have endured, for which he is too insignificant to sufficiently pay us back. His coffers are too poor to atone for our losses, his entire kingdom too small to account for the amount of blood we’ve shed, and the sight of him kneeling at our feet an empty satisfaction compared to the indignity we have put up with. Add defiance to all this and, by way of conclusion, tell him that he has betrayed the men who follow him, whose death sentence has been pronounced王はこう仰せです“イングランド王に告げる 今まで私は眠っていただけ よい兵士は勢いではなく好機を狙う アルフルールで反撃もできたが中途半端に撃退しても意味がないと判断したまで しかし今こそ機は熟した 私の言葉は絶大な力を持つ イングランドは愚行を後悔し自らの弱さと私の力を思い知るだろう ヘンリー王は自らの身代金を考えよ 私が被った損失に見合った額だ 私が失った臣下たち 私が受けた屈辱 私が損失を償うには貴国の懐は貧しくお前たち全軍の命でも我らの血は償えぬ 私の屈辱はヘンリー王がひれ伏しても晴れないだろう 最後にこう伝えよ 彼は臣下の期待を裏切り死刑宣告したも同然”以上が我が王からの伝言です」
ね、かっこいいでしょ!

戦地で兵士に病気が蔓延していたヘンリーは「進んで戦闘は求めないがこの現状でもしかけられたら戦う」と言います。

この後お忍びでピストルと出会い
「王が降伏すればいいのに」と言われて大ショック。
ヘンリーお忍び下士官スタイル。この姿で「王のためなら俺はどこでも死ねる これは正義の戦いだ」という王の大義と一兵士ピストルの本音「俺たちは臣下だ ただ王に従うしかない 正義がなくても王の責任で俺たちに罪はない」がぶつかる。

劣勢で戦う戦の前に一人祈るヘンリー
「Oh God of battles, bolster my soldiers' courage. Don’t let them know fear. Rob them of the ability to count before the numbers against them overwhelm their courage. And just for today, Oh, Lord, just today don’t think of the crime my father committed in seizing the crown! I’ve transferred Richard’s body to a new grave and on it poured more tears of remorse than it has shed drops of blood. I’ve hired five hundred almsmen to hold up their withered hands to heaven, praying for my pardon twice a day throughout the year. And I’ve built two chapels where solemn priests sing continually for Richard’s soul. I will do more, though nothing I can do is any good since this remorse comes after the crime, asking for pardon.軍神よ 兵に鋼の心を 恐怖を遠ざけ我が兵から怯える心を奪いたまえ 敵兵の多さに怯まぬように 今日だけはどうか 父が王冠のために犯した罪を忘れたまえ リチャード2世は手厚く埋葬し致死が奪った地より多く償い後悔の涙を流しました 償いは続けています 私の想いが全て徒労に終わろうと許しを求める悔恨の念が募るだけだとしても」

そして教科書にも出ているという聖クリスピンの祭日の演説です。

「Who wishes that? My cousin Westmoreland? No, my dear cousin. If we are slated to die, the fewer, the better for our country, and if we’re slated to live, the fewer men, the greater the share of honor for each of us. In God’s name, I beg you not to wish for one more man. By God, I am not selfish when it comes to money: I don’t care who eats at my expense. It doesn’t bother me when people borrow my clothing—I don’t care about these concrete things. But if it is a sin to be selfish about honor, I am the most guilty soul alive. No, my cousin, don’t wish that even one man who is now in England were here instead. By God, I wouldn’t lose as much honor as a single man more would cost me, I think—not even if it meant giving up my best hope for victory. Oh, do not wish one more! Instead, make this known throughout the army: whoever has no spirit for this fight, let him depart. He will be given safe conduct and money for his passage home. We would not want to die in the company of a man who fears to die with us. This day is called the Feast of Saint Crispian: he who lives to see this day out and comes home safe will stand tall when this day is named and raise himself up at the mention of Crispian. He who survives this day and lives to see old age shall yearly entertain his neighbors on the eve, saying, “Tomorrow is Saint Crispin’s Day.” He’ll roll up his sleeve and show his scars, saying, “I got these wounds on St. Crispin’s Day.” Old men forget. But these men will remember every detail of what they did today long after they’ve forgotten everything else. And as the wine flows, our names, familiar as household words, will be invoked again: Harry the King, Bedford and Exeter, Warwick and Talbot, Salisbury and Gloucester. Good men will tell their sons this story and the Feast of St. Crispin will never go by, from this day to the end of time, without our being remembered: we few, we happy few, we band of brothers—for whoever sheds his blood with me today shall be my brother. However humble his birth, this day shall grant him nobility. And men back in English now safe in their beds will curse themselves for not having been here, and think less of their own manhood when they listen to the stories of those who fought with us here on St. Crispin’s Day.今のは誰だ ウェストモーランドか それにしても私の服を着ようが気にしない 眼に見える物への欲はないが名誉欲が罪ならば私は最も罪深い人間だろう だから同志よ 本国から一人だって望んでくれるな 偉大な名誉を勝ち取るのにもし一人でも兵を増やせば分け前が減るだろ 援軍などいらぬ それより全軍に伝えるのだ 敵に挑む勇気がない者は立ち去れと すぐに帰国も許し旅費も出してやろう 共に死ぬ覚悟がない者とは運命を共にできない 聖クリスピンの祭日だ 今日を生き延び帰還した者はこの祭日を迎える度胸を張り誇らしく話題にするだろう 今日を生き延び老いたとしたら毎年前夜祭に人を招きこの祭日を祝うだろう そして袖をまくり古傷を見せながら名誉の負傷だと だが物忘れしてもこの日の手柄だけは忘れないだろう 話を誇張してな 我々の名も人々の話題にのぼるぞ ヘンリー王 ソールズベリー エグゼター アービンガム ウェストモーランド そしてヨーク その名は乾杯の度に繰り返され父から子に受け継がれる 今日から聖クリスピンの祭日の度にこの日の戦いが思い出されるのだ 少数だが我ら幸せな少数 我々は皆兄弟だ 今日私と血を流す者は私が兄となる 身分の低い者でも今日から貴族と同列だ 故郷で寝ている貴族はここにいないことを呪い引け目を感じるだろう この日に戦った者の武勇を聞く度にな」

そして皆大好き求愛シーン。

キャサリン「フランスの敵を愛する事は可能ですか?」に対するヘンリーの「フランスの敵は愛せぬ だが私はフランスの友だ フランスを愛するからこそわがものにしたい それに私は君のものだからフランスは君のものさ 君は私のものだ」ってうまいなぁ。

日本版では 吉田鋼太郎 さんが務めるコロス役ジョン・ハート、日英渋さ対決。「ああ、この人がコロスだったのか!」とラストで彼の正体が明らかになるが日本版はいかな演出を?


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最終更新日  January 6, 2020 09:41:55 PM
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