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みなさん、こんばんは。ロッキーシリーズを全部見た！という猛者もいるでしょう。
最新作​クリード炎の宿敵が公開中のロッキー次世代映画を見ました。


クリード　チャンプを継ぐ男
CREED

出演
シルヴェスター・スタローン　マイケル・B・ジョーダン

監督
ライアン・クーグラー

　ボクシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン。さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。そして父のライバルで親友だったロッキーを訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。

　シルヴェスター・スタローンが演じた『ロッキー』シリーズのロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に身を投じる。メガホンを取るのは、『フルートベール駅で』で注目を浴びたライアン・クーグラーでアドニスも『フルートベール駅で』出演のマイケル・B・ジョーダン。

　これまで「ロッキー5／最後のドラマ」「ロッキー／ザ・ファイナル」とやたら“最後”を強調してシリーズを続けてきたロッキーの次世代バージョン。とはいっても息子はボクシングをやらない設定なので、直系は使えない。そこで持ち出したのが、盟友で善きライバルだったアポロの息子(いたんだ！)。冒頭に登場する彼は施設をあちこち移されていっぱしの不良少年になっていた。ただ名前はすごい。アドニス。ギリシア神話でその死を悼んだ美の女神アフロディーテにヒアシンスに変えられた美少年の名前だ。アドニスではリングネームとして強そうではないのですぐドニーになる。これまでストリートファイトなど散々無理してきたロッキーだがもうさすがにリングにはあがらない。但しロッキー像や懐かしのジム(壁に“イタリアの種馬”と書いてある)、ランニングしていたフィラデルフィア美術館が出てきて、お馴染みのテーマソングも登場。往年のファンへのサービスだろう。そうかこのシリーズは、リングをおりてもロッキーが主役、彼の一代記を描くのか。


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