映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。何と言いますか、小室さんのスキャンダルは泥沼化している気が…大体借りた側が先に言ってしまうのってまずいでしょう。

映画ルーム​を見ました。

ルーム
ROOM

出演
ブリー・ラーソン　アカデミー主演女優賞
ジェイコブ・トレンブレイ　ショーン・ブリジャース　ジョアン・アレン　
ウィリアム・H・メイシー

施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャックと、母親ジョイ。彼女はオールド・ニックによって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。

エマ・ドナヒューの小説「部屋」を映画化。カルト宗教に嵌った人たちが若い男女を一つの組織に集めて、外界との常識が通じない世界で暮らす。てっきり海外だけの話かと思えば、昭和後期にオウム真理教として日本にも発生したのだった。

前半はジャックがどうやって外界に脱出するか、後半はジャックとジョイがどうやって外界でやっていくかという物語。前半のクライマックスは何といっても脱出場面。ジョイはジャックに自分たちが「閉じ込められている」「異常な状態である」ことを言いたくない。また言葉を沢山知っているわけではなく、外に出るのはジャックだけなので、彼がきちんと逃げられるよう的確な指示を与えなければならない。そして怒りうる不測の事態にはジャックが対応するしかない。

この危機を乗り越えてようやく一般社会にやってきた。さあ、これで幸せになる！かと思いきやそうではなかった。前半はいわば二人だけで世界が成り立っていたけれど、後半は普通の世界に出てきたのに、余計にしんどい。というのは、二人以外の価値観が入ってきてしまい、ジョイとジャックの関係も変化するからだ。ジョイの実の父親がジャックを見ることができない(憎むべき男の息子でもあり可愛い孫でもある)という事実を目の当たりにして、16年間普通の世界にいたはずのジョイも戸惑う。このドラマはジャックが世の中を知っていく話、そしてジョイが再び世の中と向き合ってゆく話。いつかもっと大きくなったら、ジャックは人間の最も嫌な面を知ることになる。でも、助けてくれる手はいくつもあるような気がする、幸いにして。

　エマ・ワトソン、ルーニー・マーラもジョイ役の候補に挙がっていた。ブリー・ラーソンはこの役を演じるために一か月間テレビもインターネットもない部屋で暮らした。


​
ルーム スペシャル・プライス【Blu-ray】 [ ブリー・ラーソン ]​​楽天ブックス​