映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。サッカー準優勝でしたね。

さて、こちらはイギリスの有名な魔術師にまつわる映画です。

バトルオブマジック　魔術師マーリンとアーサー王
ARTHUR & MERLIN

「空や大地や水は不思議な力が秘められています　その古くからの教えを忘れる人が多くなりケルト人は守り神を失っていました　サクソン人に殺された戦士たち　でも彼らの敵は外にもいたんです　軍の中枢に背信の影が見えます」
後ろ姿が映り、口元が笑っている。はい、こいつが悪です。わかりやすいですね～。
「それでも希望はあります」の次に映るのが赤ん坊。
伝説では王女が夢魔に誘惑されて生んだとなっていますが、本作では母親は「希望に満ちた夢を見て私の体に命が宿った」などと聖母マリアのような事を言っています。
おまけに名前までお告げで告げられていたとか。ますますイエスのよう。この赤ん坊こそマーリン。

　中世、ブリテン。国王ヴォーティガンは絶えず争いを起こし、日々多くの命が失われていた。若き戦士アーサーは、ある日、泉に落ちた十字架を拾おうと水の中に足を踏み入れると、見たこともない輝きを放つ剣を発見する。その剣には不思議な力が宿っており、未来や過去、そして離れた場所のヴィジョンが映し出されるのだった。剣のお告げにより、国王が魔術師アバソルによって操られていることを知ったアーサー。彼はアバソルの強大な魔力から国王を開放し、平和を取り戻そうと決意するが、その時剣は再び光を放ち、アーサーを森のなかに潜む謎の魔術師、マーリンのもとへと導くのだった…。

　世界で最も有名な物語、「アーサー王物語」を基にしたファンタジー。マーリンはアーサーのメンターなのでアーサーより年上設定のはずだったが、今回は逆。とはいえ隠遁生活で髭を生やしているマーリンは年齢不詳。髭のないアーサーの方が若く見える。
　
　後ろ姿で登場したドルイドが、キリスト教徒も異教徒も排除する徹底ぶり。それでいて結局何を拝んでいるかというと、人をたくさん殺して魂を捧げ悪魔を呼び出す儀式を行っているというとんでもないキャラクター。人身御供を差し出す風習は実際にあったらしいが、ここまでぶっ飛んだ設定にしていいのか。また、アーサー＆マーリン＝ケルト人、対する敵＝サクソン人という分け方だけど見た目特に区別がないので原作を知らないと部族の違いが分かりづらい。



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