映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。今日はバレンタインですね。
会社で配りましたか？

映画​トゥモローランドを見ました。

トゥモローランド
TOMORROWLAND

出演
ジョージ・クルーニー

監督＆脚本
ブラッド・バード
ディズニー映画なので、オープニングはお馴染みの音楽と城。とはいえ、今回の城は映画に合わせて未来志向なのかデザインも異なる。

舞台は1964年。NY万博にディズニーお馴染みのアトラクション『IT's　A　Small World』が登場。発明好きの11歳の少年フランクは発明コンテストに出ようとするが退けられる。少女アテナから“Ｔマークのピンバッジ”を手渡されたフランクは、ウォルト・ディズニーが出展したパビリオン“イッツ・ア・スモール・ワールド”の中で未知なる世界“トゥモローランド”へと導かれていった。

そして現在。17歳のケイシー・ニュートンはNASAのエンジニアである父親の失業を防ぐため、ロケット打ち上げ施設の解体作業を妨害するが、捕まってしまう。そんな時見覚えのないピンバッジに触ると、自分が思い描いた別世界へと入り込む。バッテリー切れで現実の世界に戻ってきた彼女の前に、不思議な少女アテナが現れる。そしてケイシーにトゥモローランドに戻りたいのなら、フランクという男性を訪ねるよう助言する。

　あれから時間が経っているはずなのに、なぜアテナは全く年を取らない？答えは簡単。皆さまのご想像通り。どうやら地球とは別にパラレルワールドでトゥモローランドがあるらしいが、誰にでも行けるわけではない。そして地球は早晩滅びる運命にあるらしいことがわかってくる。「彼女の言葉に機械が反応して破滅の確率が下がった」などの現象からケイシーが早くから「地球を救う最後の希望」＝選ばれし者として認識される。しかし彼女が何か特別なものを持っているかと言われると、正直よくわからない。ニュートンという名前から発明家なのかと思ったが、絶望的な未来を救う解決策がひらめいたわけではない。二言目には希望を口にするポジティブなところ(諦めが悪い、とも言っていた)が選ばれし者の素質というなら、設定としてはやや弱いような気がする。ディズニー映画だからとびぬけた才能の持ち主よりも、ごく普通の子の方が共感を呼びやすいとの意図か。また、地球温暖化や環境破壊など、この映画で取り上げられている問題が実際に地球に待ち受けているというシリアスな事実に対して、「希望と夢を持ち続けることで未来は明るくなる」というファンタジー定番のメッセージをぶつけてもしっくりこない。


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