映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。大阪は維新の会強いですね。都構想進むのでしょうか。
さて今日からジェイソン・ステイサム出演作品を2日連続で紹介します。

カオス
CHAOS


出演
ジェイソン・ステイサム　ライアン・フィリップ　ウェズリー・スナイプス

音楽
トレバー・ジョーンズ

シアトルの銀行を武装強盗団が襲撃し、リーダーのローレンツは、交渉人にコナーズ刑事を指名する。交渉中、一味は警察の裏をかいて逃走してしまうが、銀行からは何も盗まれていないことが判明。コナーズは新米刑事デッカーと組み、不可解な事件を追うが……。
と、書いてあるが実はこれには前哨戦がある。コナーズ刑事が橋の上で人質に取られた女性を救出しようとして撃たれてしまうシーンが挿入され、よけいに「停職状態の彼がなぜ交渉人に？」という意外性を強める。コナーズが現場にやって来るシーンで、彼が同僚・上司達からどういう目で見られているか、またそれぞれの同僚・上司が彼をどう見ているか→彼との関係性が描かれる。その中で異質なのが、今回初参加のデッカー。彼だけは先入観なくコナーズ刑事を見るが、前情報は耳に入ってくる。「父親も警官で前途有望な刑事」という敢えてコナーズと真逆のキャラクターに設定して、彼視点を読者視点にシフトする狙いがある。
とはいっても、映画の刑事達のみでなく、視聴者も「えっ？彼が交渉人？」と意外な印象を抱くかも。なんてったって演じてるのがジェイソン・ステイサムだから。交渉をちまちまやるようには見えず、上司の命令とかいきなり無視して突入しそう。今回はそんな彼のセルフイメージも利用したキャラクターになっている。
タイトルのカオスはカオス理論のこと。「決定的な運動法則があっても初期データには必ず誤差があり、そのわずかな誤差は運動の中で増幅され非常に複雑で不規則かつ不安定な振る舞いを起こす。その結果、将来における状態が予測不可能になると言うもの」

犯罪計画にせよ逮捕の手順にせよ、必ず何らかの法則・予測に基づいて進められているはずなのに、それぞれの計画に漏れやずれが生じているのはカオスが原因。さて、本編のカオスとは何か？


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