映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。ルパン三世で有名な漫画家モンキー・パンチさんが亡くなりましたね。
ルパン三世はアニメから入りました。

さて、今日はこちらも有名人が主人公の映画映画杉原千畝を見ました。

杉原千畝
Persona Non Grata

音楽
佐藤　直紀

出演
唐沢寿明　小雪　小日向　文世　塚本　高史　濱田　岳　板尾　創路　滝藤　賢一
石橋　凌

1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。

第2次世界大戦中、リトアニア領事代理として日本政府に背く形で多くのユダヤ難民にビザを発給し彼らの命を救った杉原千畝の波乱に満ちた半生を映画化。

　外国で撮影した日本人の映画という感じではなく、海外の俳優とも絡むシーンが多い。よく知られている史実は「国の命令でなく個人の意思によって命のビザを発給し続けた」であるが、映画では彼の外交官としての優秀さにも触れられている。というか、彼だけでなく外交官の中には優秀な人が大勢いたのかもしれない。ドラマ『百合子さんの絵本』の夫も杉原も、外から日本を見てきた人であり、戦闘能力を含めた日本の国力を冷静に見極められた。彼等の外交力によって戦争を回避することもできたのに、結局戦争という安易で長い迷路を選んでしまったのが軍部である。本作では小日向さん演じるドイツ大使館職員は軍服で杉原を迎え、外交官ではなくヒトラーに心酔している一般人と同じだ。ただ、爆撃を受けているベルリンで最後に杉原と出会う場面―くしくも真珠湾攻撃の日―では、ドイツの国力に疑いを抱いたような表情を浮かべていた。

杉原もオランダ領事から託されたバトンを生かすためにビザ発行を決めるが、脱出したユダヤ人を日本まで運んだ人達について描かれていた点も従来の作品と異なるところだ。杉原が発行したビザを持ってロシアにどんどん移民が集まってくる。通過国として指定されている日本に渡るには船がいるが、政府から命令は出ていない。杉原と同期のウラジオストク総領事代理やJTB職員が、杉原と同じく人道主義の側に立ったから、今に残る杉原の行為が生きた。



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