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カテゴリ:日本の作家が書いた歴史小説
みなさん、こんばんは。白鵬が日本国籍を取るようですね。
いよいよ親方を目指すのか。 さて、今日紹介する書籍にもファイターが登場しますよ。 北斗秘拳行 火坂雅志 廣済堂出版 1993年9月富士美書房から刊行された「続・花月秘拳行」を加筆改題。 西行は実は優れた武術家でもあった、という設定のもとに著者が書き続ける ファイター西行シリーズ第二弾。今度の舞台は陸奥。 山伏澄泉坊を襲う二人の淫女と戦った事から、西行は事件に巻き込まれる。 出羽三山にある7つの神社に奉納されていた平将門の宝刀。 それが謎の敵によって次々と奪われていた。 文庫の表紙は数珠を握った西行と、片目が光っている美女、棒を構える 山伏が三角形に配置されていて、上から刀が。刀から稲妻みたいな 光が放たれている。うーん、見るからに怪し気。 似ていると言えば「北斗の拳」でしょうか。主人公西行のストイックな所。大抵の場合ファイターはストイックです。悪女(たいてい美女)は必ず主役を陥落せしめようと、 濃厚に迫ってくるのがお約束なのですが、ふらふらと迷うようでは主役失格。 いろいろな所に行って知り合いはできるけれど、そこを去る時はまた一人というパターンは、旅もののお約束。つかの間の友、つかの間の知己。すっと後ろを振り向くと、そういうものは全て捨て去るわけだ。うーん、渋いなぁ。 やっぱりこの人山田風太郎氏の後継者じゃなかろうか。 エロティシズムとバトルシーンのブレンド具合が、風太郎氏の一連の作品群と似ている。 但し、健全と不健全の同居については、風太郎氏に適う人は誰もいない。 途中謎解きの場面や、歌詠み西行の「文」の部分の能力発揮の場面もあるのですが、メインはやはり「武」の部分。短い文章でスピード感を上げてゆく戦闘場面は、著者が力を入れて、 なおかつ楽しんで書いたのであろう事がよくわかります。ストーリーのテンポは最初からフルスピードで飛ばし、意外な悪の正体まで、息もつかせずそのままラストまで一直線。大船ならぬ、ジェット コースターに乗った気分と言えそう。 ちなみに、西行は出家前は院づきの北面の武士であり、平将門を倒した藤原秀郷(俵藤太)の嫡流。 拳法家西行が全くの荒唐無稽な話では無い事を、申し添えておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 20, 2019 12:00:41 AM
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