映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。高校野球が終わりました。星稜残念でしたね。

登場人物全員動物！の映画を紹介します。ちゃんと歌唱力も聞かせますし日本のアーティストを彷彿とさせるキャラも登場しますよ。

SING

声の出演
マシュー・マコノヒー　リース・ウィザースプーン　スカーレット・ヨハンソン
ジェニファー・ハドソン　ジョン・C・ライリー

　劇場を運営するコアラのバスター・ムーンは、以前は活気のあった劇場に輝きを取り戻すべく、世界最高の歌唱コンテストをプロデュースしようと考える。感傷的に歌うハツカネズミや、内気なゾウ、25匹も子供がいるブタ、パンクロッカーのヤマアラシらが会場に集結する。

　日本版の吹き替えも随分話題になりましたが、やはりほんまものの声を聴きたかったので字幕で見ました。

　動物たちが暮らしている町が舞台の映画というと「ズートピア」が思い浮かぶ。あちらでもまるで動物が人間のように夢を叶えようと奮闘する物語だったが、本編でも夢というキーワードは同じで、彼等の歌が自己解放に繋がっていく所が違う点。まあそもそも“声を出して観衆の前で歌う”行為自体がとんでもない自己解放でパフォーマンスなのだが。

集まってきた訳ありシンガー達にそれぞれウィークポイントがあるのがいい。窃盗団のボスビッグ・ダディの息子ジョニー（ゴリラ）は家業ではなく歌に惹かれる。25人の子供と夫の世話に明け暮れる日々から変わりたいと思っている主婦ロジータ（豚）。彼氏のランスとバンド活動をしているパンクロッカーのアッシュ（はりねずみ）は自分のやりたいハードロックではなく今時の女の子ロッカーのイメージを押し付けられ、オーディションで自分だけが受かったためフラれてしまう。音楽院出身で演奏、歌唱共にプロ並みだが、体の小ささから馬鹿にされてしまうマイク（ねずみ）。大きな体に似合わず引っ込み思案のミーナ（象）。彼らが抱いていた鬱屈がタイトル通りSing=歌うことで吹き飛んでいってしまう。ヒットソングを知っている大人も子供も楽しめる。

　多分日本のAKBあたりを意識したんだろうな～と思わせるキャラキューティーズ(The Q-Teez)もいる。字幕版でもしっかり日本語で歌っていてバスターが変な日本語を言ったものだから怒らせてしまう。

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