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August 25, 2019
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みなさん、こんばんは。米中貿易戦争の火ぶたもきって落とされましたね。
今日もシャーロット・ブロンテ作品を紹介します。
今日は下巻です。

シャーリー(下)
Shirley
シャーロット・ブロンテ
みすず書房

下巻はラッダイト運動で再び工場に押し入られたロバートを、シャーリーと従妹のキャロラインが心配するシーンから始まる。
「あなた方男の人って、自分のことをすごく頭がいいって思ってるんだ。そう思って喜んでいればいいのよ。思い出してはいい気持ちになればいいんだわ。鋭くて、抜け目なくって、それでいてどうして全知全能になれないのかしら。どうしてあなた方の目のまえで、思ってもみないようなことがいろいろと起こるのかしらね。でも、そうでなくちゃいけないのよ。だってそうでなければ、あなた方を出し抜くという大きな満足を味わうことができないはずですもの。ねえ、顔をじろじろ見たって、私の考えてること、あなたにわかるわけないわ」

相変わらず「あんたたち男って!」節を炸裂させるシャーリーと、ロバートに会わせてもらえずただおろおろ心配するキャロライン。こうしてみるとやはりキャロラインよりシャーリーの方がヒロインらしい。ヒロインは何といっても物語を動かさないと。ところが、後半彼女が恋をしたことで勢いは失速する。

 ロバートを含めた並み居る婚約者たちを押しのけて選んだ相手が それ?シャーロットは“家庭教師至上の恋人教”でも信奉してるのか。

 彼女がいない部屋にいる彼のシーン。
「いまは九時だ。馬車は十一時まで戻るまい。それまでは自由だから、あの子の部屋をわがものにして、あの子の部屋に向き合って座り、あの子のテーブルに肘をついて、あの子の小さな記念の品々の身近にいることができるのだ。」

え、台詞がストーカーっぽくないか。更にこの言葉を、彼はずっと手帖に書きつけているんだぞ。どういう神経なんだ。
「あの子は時々ひどい子供になってしまう。なんて無邪気で、奔放な子だ。あの子が顔を上げてぼくの顔をのぞきこみ、皆のせいで窒息しそうだから守ってくれ、是非にも強烈な麻薬薬をくれと頼んでいるのがいまも見えるようだ。私は皆が思っているほど自信があるわけではない、同情を必要としないほど強い女ではないのだと告白し、人知れずそっとまつげから涙がこぼれるのが見えるのだ。」

いや、完全な幻でしょう、それ。
「ぼくは一時間も中庭で待っていた。帰ってくる彼女を見るチャンス、鞍から降りるのを腕で受け止めるさらに貴重なチャンスにありつきたいからだ。」

きゃー!いやー!ストーカー決定じゃないですかもう!

 本当にシャーリーこの人でいいの?
「まるでやしろみたいだったわ―だって神聖だったの。雪みたいだった―だって純粋だったの。炎みたいだった―だって熱かった。それに死みたいだった―だって強靭だったの。」

キャロラインのこのてんでばらばらなイメージをはじめとして
「雌豹だ。森で生まれた美しい雌豹だ。飼いならすことのできない、比類のない性格の持ち主だ。」
「奥さんにするには他の女性より危険なの」
と、自他ともに散々手ごわい女性のイメージを前振った割には、あまりにも豹変が(豹だけに)早すぎるよ!

2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。








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最終更新日  September 7, 2019 08:08:55 PM
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