映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさんこんばんは。西武が優勝しましたね。

今日もパニック映画シリーズです。
今度は突如現れた嵐です。
嵐を追いかける職業なんて本当にあるのかな？


イントゥ・ザ・ストーム
INTO THE STORM

直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……。
本編の主役はやはり竜巻だ。一度発生したら誰も止められない。火と結びつこうものなら空に向かって高く火柱が上がり、飛行機すら持ち上げてしまう。まるで生き物のように道路や畑を進んでゆくシーンは、迫力満点だ。

　ホラー映画とパニック映画は似ている。冒頭に登場するのは「やっちゃいけない事をやった人」「行っちゃいけない所に行った人」で、たいてい彼等(複数、少なくともカップル)は酷い目に遭う。本作も同様だ。車に乗りいちゃいちゃしていたティーンカップルは、あっという間に竜巻に吹き飛ばされる。

　パニック映画は“吊り橋効果”が使えるので、恋が生まれたり、不仲だった友人やしっくりきていなかった親子が急遽仲直りする。「もう二度と会えないかもしれない」という切羽詰まった思いが強力な動機となるのだ。本編でも高校の教頭をしている父親と気まずい長男が和解する。長男はかねてから気になっていた女子高生とも急接近するのでいいとこどりだ。かつ「いよいよ危機が迫る」というシチュエーションで潔い行動を取るのが、よりによって今までいけすかない奴だったりする。本編はこれらの“パニック映画あるある”が総て登場する。

　さて、数々の“あるある”を踏襲してきたが、一つだけルーティンを無視している所がある。「竜巻だ！撮った映像で俺達人気者だ！」と迫りくる竜巻にも怖じずヒャッハーしている男子2人が脇役で登場する。通常ならばこういう無自覚キャラクターは酷い目にあうのだが、本編では異なるラストが用意されている。竜巻は地球には優しくないが、おバカには時々優しいようだ。



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