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October 19, 2019
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カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。カンヌ映画祭でパルムドールを獲得した是枝監督の受賞後第一作
映画真実を見ました。
何かで沸点に達して家族が大騒ぎするアニエス・ジャウイ&ジャン・ピエール・バクリの脚本コンビのフランス映画『家族の気分』『みんな誰かの愛しい人』に似てるなぁと思いました。

真実
LA VERITE/THE TRUTH

出演
カトリーヌ・ドヌーヴ ジュリエット・ビノシュ イーサン・ホーク 
リュディヴィーヌ・サリエ

監督&脚本
是枝 裕和

 国民的女優のファビエンヌの自伝本「真実」の出版を祝うため、家族が集まる。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、ファビエンヌのパートナーと元夫、秘書らが集まっていて、皆彼女が何をつづったのかが気になっていた。自伝は、隠されていた母と娘の間の愛憎渦巻く真実を明らかにする。母の書き散らした嘘に驚き、傷つく。彼女の記憶の底には、自分を可愛がってくれた、母に役を奪われた今は亡きライバル女優、サラのことがわだかまっていた。

 ファビエンヌ(ドヌーヴのミドルネーム) という役名といい、国民的女優を同じく国民的女優が演じる所といい、ドキュメンタリーを見ているようだ。もちろん家族を演じるのは赤の他人の俳優同士なのだけれど。是枝監督自身がドキュメンタリーからキャリアをスタートされているし、国を変えても俳優を変えても監督らしさは残るものなんだなぁ、としみじみ。それにしても皆がファビエンヌ=ドヌーヴじゃないかと思うような役をよくも引き受けたもんだ。勿論それが狙いで、敢えてドヌーヴにインタビューした彼女自身の体験を台詞に入れてるんだろうけど。

 テーマも是枝作品お馴染みの家族。家族って何だろう?つまりは他人同士の寄せ集め。家族は一番の理解者たり得る、というきれいごとをあっさり引き払って映画が始まってしばらくすると言いたいことを言い合う母と娘のバトルが始まる。それぞれキャリアを築いているが、かつては演技に興味もあっただろう娘が敢えて母親とは違う道を選んだことが示唆される。

 娘に対しても世間に対しても無敵に見える母親にも脆さがある。娘に指摘された亡きライバルの事を自伝に書かなかったのは娘の言う通り後ろめたさもあっただろう。ライバルの死が娘の指摘の通りならなおさら。ただ、今さら「後悔している」だの「負い目がある」だの言った所で、勝手にイメージを作っている不特定多数のファンや娘が信じるかどうか、とまで考え、だったらそのまま開き直ってやろう、と思いここまで来た、とまで想像するのは考えすぎか。人は自分が信じたいことを真実だと思いたがる。だったら何が真実かなんて船頭揃えて山に登って侃々諤々やるもんではない。

 敢えてフィクションとノンフィクションの隙間を見せてくれてるんだろうなぁ、と面白かったです。劇中劇のケン・リュウのミステリも抜粋した場面は母と娘のストーリーになっていて、疎遠だったファビエンヌとリュミールに重ね合わされていた。


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最終更新日  April 8, 2020 06:54:31 AM
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