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November 25, 2019
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カテゴリ:アメリカ映画
みなさん、こんばんは。もうインフルエンザの予防接種は受けましたか?
さて、今日はそれぞれ何らかの選択をする女性達の映画を紹介します。


ライフ・ゴーズ・オン彼女たちの選択
CERTAIN WOMEN

出演 
ジャレッド・ハリス ジャレッド・ハリス ジェームズ・ル・グロス 
クリスティン・スチュアート ローラ・ダーン

 厄介なクライアントに振り回される弁護士のローラ、新居の建設のことしか頭にないジーナ、
弁護士をしながら夜間学校で市民向けに法律を教えるエリザベス、牧場で孤独に馬と向き合うジェイミー。アメリカの小さな町の中でそれぞれ懸命に生きる彼女たちのたどり着く先は…。

オープニングとエンディングは、ラジオ放送のナレーション。冒頭、真っ暗な中でしゃんしゃんと鈴の音がする。やがて明るくなると、遥か向こうに灯りが。列車だ。長い長い、どこまでも続きそうな貨物列車が画面を右後方から左前方へ。 
ラジオのナレーション
「厚い雲の間から日差しが覗くでしょう しかし日差しというよりかすんだ光といった程度で気温上昇は望めません」
エンディングのラジオのナレーション
「北部はさらに寒くなる」

凍てついた天気は、4人の女性達の心情と重なる。

 女性弁護士のローラは、クレーマー客フラーに「この件をあなたは訴えられません」と言っても聞き入れられず、思い余って、知人の男性弁護士のもとへ。ところが彼の一言でフラーはあっさり納得。自分も同じ事を言ってたのに、と恋人につい愚痴るローラ「男に生まれたかったわ 依頼人を勘単に納得させられるIt'd be so lovely to think that if I were a man I could explain the law and people would listen and say, "Okay"」だから彼女は会議と称して安宿で恋人とつかの間の逢瀬を楽しむ。

 ジーナは開拓時代の砂岩が庭にあるアルバートを、彼がお気に入りの夫と共に訪ねる。つまらない冗談にも笑ってみせて、やっとの事で「売る」という答えを引き出したのに、夫は「考えが変わっても構わない」など彼女の努力に水をかけるような発言をする。たまの休みなのに何で外出を?と不満げな娘と母親を取り持つ、はた目にはいい夫なのだが、有能すぎるジーナは夫に見切りをつけている。

 4人中きっぱりと“決断”するのが4時間かけて学校を教えに来る事になったエリザベス。彼女の授業を偶然聞いたことがきっかけで、馬と牧場の男達以外社会との接点がなかったジェイミーの世界がぱっと広がる。ろくな給料ももらっていないので彼女と一緒に食堂に入ってもジェイミーはろくに注文しない。馬に載せてあげたり、彼女の愚痴を聴いたり、最大限親切にしてきたのに、辞める時にエリザベスはジェイミーに連絡もしてこなかった。実際エリザベスがそこまでジェイミーに親近感を感じていたとは思えないような描写があるので、視聴者には十分納得できるのだが、ジェイミーは事務所の住所も電話も教えなかったエリザベスを自力で探し出す。この賢明な努力に対してエリザベスは「言いそびれちゃったけど運転が大変だったから」と当惑した顔しか返せず、かえってはるばるやってきたジェイミーの方が「邪魔する気はないけど二度と会えないのは嫌だから それだけ」と遠慮する。言いそびれたのではない。初めから言う気などなかったことを二人とも知っている。

 三つの短編をベースにした映画で、最も印象に残ったのがエリザベスとジェイミーのエピソードだった。女性ならばわかりあえる、とか、時間をかければ共通点を見出せる、とか、安易な解決に向かわず、一方は傷を負いながら、一方は瞬時に田舎の女性の事を忘れながら、またもとの日常に戻っていく。寒くてどんよりした天気も、晴れの日も、変わらず大陸を横切る列車のように、同じ事を続けていく。



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最終更新日  November 25, 2019 12:03:39 AM
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