映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。昨日で仕事納めという方もいらっしゃるでしょう。
今日から2日間ドウェイン・ジョンソン出演作品を紹介します。

11ミリオン・ジョブ
EMPIRE STATE

出演
リアム・ヘムズワース　ドウェイン・ジョンソン

　過去の逮捕歴がきっかけで、警察学校への試験をうけられなかったクリスは、家族のためにエンパイア・ステート警備会社で働き始める。ある日、現金輸送中に強盗に遭い、同僚が撃たれて死んでしまう。会社に不信感を抱きはじめるクリス。そこへ親友のエディから地元のマフィアが考えた倉庫の中の現金を盗み出すという現金強盗の企てに巻き込まれてしまう。ニューヨーク警察署の刑事、ジェームズ・ランソンはこの強盗事件の犯人をクリスだと怪しむが…。
　
　1982年に実際に起きた全米史上最高額の強盗事件に基づく映画化。映画の中で流れるニュース映像は当時のもの。ラストにクリスとエディ本人が登場。クリスは9年間服役して今は自由の身。現在も行方不明の現金の行方を知る人物と目されている。当初クリス役はチャニング・テイタムだった。

　多額の現金を置いている割には確かに警備が雑。監視カメラと夜勤1人と耳の聞こえない犬だけで、今回のように銃を持つ複数犯人が現れたら狙われる。また、異常があった際に通報がいくようにしてあるが、その際の確認が電話一本というのもお粗末。今回立て続けに狙われたからさすがに怪しまれるが、もっと早くに襲われてもおかしくなかったような設備。壊れた監視カメラの修理も翌日すぐ入れ替えではなさそうだ。昼間であっても複数犯人であればやはりどちらか一人は殺される。防弾チョッキは全員着用だろう。ただ運んでいるだけで毎日の金額合わせもしていなさそうだし「悪者が少し上前をはねて持っていく」というのだから金額の管理もずさん。金庫なのだから当然保険もかけているのだろうが、総額はざっくりにしても実額に本当に近いのか。

　行方不明の金の所在は今だわかっていないためもやもやする終わり方。映画なりの暗示はしてあるものの、本当ならばとっくに捜索されていたはず。容疑者がいたら真っ先に殴りまくりそうなドウェイン・ジョンソンが今回はクリスを犯人だと見抜きながら自白のチャンスを与えたり、知的に容疑者達を追い詰めていく異色の役。


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