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January 30, 2020
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みなさん、こんばんは。春節期間がのびるとは肺炎流行おさまってほしいなぁ。
ベトナム料理はご存知でもベトナムっぽい物語世界から成るSFって読んだことありますか?
私もないのですよ。
この短編集がそうです。

茶匠と探偵
The Universe of Xuya Collection #1
アリエット・ド・ボダール
竹書房
龍のグリオールシリーズ(ちなみに続編も出るよ)を出した竹書房から、今までにない設定のSF短編集が登場。まあ中身が縦書きなのに堂々と横書きの表紙ってのも珍しいよね。

 茶匠影子の元に、これからあるものを深宇宙に回収しに行くため、ロン・チャウが茶の調合を頼みに来る。深宇宙に辛い過去を残してきた影子は、薬中毒が疑われるロンのために深宇宙に同行を願い出る。目当てのものを見つけることができたロンだが、実は本当にロンが知りたいことはその先にあった。

 さて表紙を見て一発で影子と探偵を当てられたら偉い!くれぐれも裏の説明を見てはだめですよ。まあ、びっくりするでしょうね。でも解説を読むと日本の小説にも似た設定があったとか。これが表題作「茶匠と探偵」(“The Tea Master and the Detective”)で、 2019年度ネビュラ賞ノヴェラ部門受賞、2019年度英国幻想文学大賞ノヴェラ部門受賞/2019年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェラ部門候補作、2019年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作、2019年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作とやたら候補と受賞歴が並ぶ。著者の日本での初短編集なので受賞歴のあるものを優先して選んだそうだ。

 それ以外の特徴としては女性の活躍が目立つ。短編集のサブタイトルにもなっているThe Universe of Xuya Collection #1 =シュヤ(Xuya)という民族がおり、現在とは異なり南アメリカ大陸は、アメリカと中国によって支配されている。かつ、大越帝国という現代のヴェトナムを思わせる王国が存在し、こちらも女帝が統治している。それぞれの短編は独立しており、設定のみが共通であるにも関わらず、似た名前が登場するのでやや混乱するかもしれない。

他の収録作
「蝶々、黎明に墜ちて(“Butterfly, Falling at Dawn”)」
「船を造る者たち」(“The Shipmaker”)
2010年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞
「包嚢」(“Immersion”)
2013年度ネビュラ賞短篇部門受賞、ローカス賞最優秀短篇部門受賞/2012年度英国SF協会賞最優秀短篇部門最終候補、2013年度ヒューゴー賞最優秀短篇部門候補、2013年度シオドア・スタージョン記念賞候補
「星々は待っている」(“The Waiting Stars”)
2014年度ネビュラ賞ノヴェレット部門受賞/2014年度ヒューゴー賞最優秀ノヴェレット部門候補 2014年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補
「形見」(“Memorials”)
2015年度ローカス賞最優秀ノヴェレット部門候補
「哀しみの杯三つ、星明かりのもとで」(“Three Cups of Grief, by Starlight”)
2015年度英国SF協会賞最優秀短篇部門受賞、2018年度イグノータス賞翻訳短篇賞受賞/2016年度ローカス賞最優秀短篇部門候補、2016年度ユージイ・フォスター記念賞候補
「魂魄回収」(“A Salvaging of Ghosts”)
2017年度ローカス賞最優秀短篇部門候補
「竜の太陽から飛びだす時」(“The Dragon That Flew Out of the Sun”)


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最終更新日  January 30, 2020 12:00:21 AM
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