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April 8, 2020
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みなさん、こんばんは。C・W・ニコルさんが亡くなりましたね。
今日も「高慢と偏見」に因んだ作品を紹介します。
名作となればパロディもたくさん作られてます。
これはそのうちの一つ。

高慢と偏見とゾンビ
Pride and Prejudice and Zombies
ジェーン・オースティン
セス・グレアム・スミス
二見文庫

オリジナルはこう始まる。
「金持ちの独身男性はみんな花嫁募集中にちがいない。これは世間一般に認められた心理である。」
 本書の始まりはこうだ。
「これは広く認められた真理であるが、人の脳を食したゾンビは、さらに多くの脳を求めずにはいられないものである。」
なんやこれ。

 大筋は同じである。娘ばかり五人いるベネット夫人の望みは、皆がいい所に嫁にいってくれることだ。折しも独身貴族のペンバリーがやってくるので近所の女性達は色めき立つ。そしてやはり舞踏会で高慢なダーシーはエリザベスに対して言ってしまうのだ。「たしかに悪くはないが、あの程度じゃぼくはその気になれないね」
ところが本編のエリザベスはその言葉を聞くとドレスに隠した短剣を探り当てる。ダーシーの喉をかっさばいてやろうというのだ。おや、随分と荒々しい、というか、なぜナイフ?
すると突然窓ガラスが割れ生きる屍が舞い込んでくる。ゾンビである。「娘たち!死の五芒星だ!」(え?ケンシロウ?)ミスター・ベネットの号令一下、五芒星を作ったベネット姉妹は、ゾンビ達と死闘を繰り広げる。そしてダーシーは「これほど巧みに、これほど優雅に、そして恐ろしく正確に短剣を振るう女性は、彼の知るかぎりほかにひとりしかいない」とエリザベスに一目ぼれしてしまうのだ。この後も
「彼自身かなりの腕前でなかったならば、エリザベスに武術で負かされる危険じゅうぶんにあったにちがいない。なにしろ生ける屍を片づけることにかけて、これほど才能のある女性にはまだ会ったことがなかった。」
とひたすらエリザベスの雄姿礼賛が続く。
そこか。そこなのか萌えは。

 
 概ねは本編と同じだ。末娘リディアはやはり困ったちゃんで駆け落ちするし、ベネット氏亡き後財産を相続するコリンズはやはりエリザベスに求婚する。但し、ところどころでゾンビが登場し、淑女のイメージの強いベネット家の長姉ジェインでさえ、仕込まれた少林寺拳法でゾンビと戦うのだ。その修業たるや
「リュウ師の焼き印をこの身に捺される灼けつく痛み。剣の幅ほどしかない梁のうえでの姉妹たちとの組み稽古。足を踏みはずせば、下にはとげが待っていた」
なぜ焼き印?それ本当に少林寺の稽古?


 映画化もされているが、恐らくそちらの方が面白いだろう。挿絵にも登場するゾンビは、やはり三次元になってくれていないと迫力がないし、やはりカンフーを披露するベネット姉妹の華麗な姿は大画面で見たい。


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最終更新日  April 8, 2020 12:00:18 AM
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