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カテゴリ:イギリスドラマ
みなさん、こんばんは。ジョンソン首相復帰できそうでよかったですね。
さて、今日はシェイクスピア没後400年を記念し製作された作品を紹介します。主役はもちろんシェイクスピア!でも皆からは現代っぽくウィルと呼ばれています。各エピソードはシェイクスピアの有名史劇がもとになっていて、実際に起きたことを元にシェイクスピアは劇をアレンジしたのでは?と考えると面白いです。ただドラマの中では「そんなストーリー受けない!」と毎回こき下ろされています。 アップスタート・クロウ Upstart Crow 主演 デビッド・ミッチェル 脚本 ベン・エルトン 監督 マット・リジー S1は、時期的には歴史劇が当たり始め、S1ラストではグローブ座を建設しようかという話が持ち上がります。実在の人物と架空の人物が登場します。 実在の人物 ウィリアム・シェイクスピア 売り出し中の劇作家。歴史劇で名を挙げる。Oxbridge出身でないため出世できないことを気に病む。ロバート・グリーンは天敵で上司。クリストファー・マーロウはそういう意味でなく“好き”な相手。 アン・ハサウェイ 現代の女優の名前として有名だが、シェイクスピアの年上妻。グラマラス。農家出身。 ジョン・シェイクスピア ウィルの父。町長職まで務めたが事業に失敗。なぜか居間でトイレに座っているシーンが多い。 メアリ・シェイクスピア(旧姓アーデン) ウィルの母。裕福な家の出身。 スザンナ・シェイクスピア ウィルの長女。 ハムネット&ジュ―ディス ウィルの双子の子供。 ロバート・グリーン シェイクスピアをパンフレット『三文の知恵』でUpstart Crowと評したその人。ドラマでは宮廷祝宴局長として、女王に上演する劇を決める、シェイクスピアにとっては大事な顧客。一方グリーンにとってはシェイクスピアはいまいましい相手。 クリストファー・マーロウ シェイクスピアと同時代の劇作家。ドラマでは諜報員の身分を隠すための裏の顔が劇作家ということになっている。シェイクスピアの劇をすきあらばもらい受けようと狙う狡い所もある。女性にモテモテ。 リチャード・バーベッジ オセロー、リア王などシェイクスピアのタイトルロールを殆ど演じた宮内大臣一座と国王一座の主要メンバー。ドラマではレッドライオン座の座長兼俳優。 ウィリアム・ケンプ 人気道化。ドラマではおねえっぽい喜劇役者。自分が最先端を行っていると勘違いしている。 ヘンリ・コルデル 宮内大臣一座と国王一座の主要メンバー。ドラマでは女性役を主に演じる。 架空の人物 ケイト シェイクスピアの定宿の娘。女優志願。フェミニストでラテン語が堪能。 思い浮かぶヒロインは『お気に召すまま』のケイト。 ボトム シェイクスピアの定宿の使用人。読み書きはできないが時に鋭い批評も。思い浮かぶ主人公は『真夏の夜の夢』のボトム。 S1E1 Star Crossed Lovers 元ネタ:ロミオとジュリエット ロバート・グリーンから「甥のフロリアンが身分違いの娘に熱を上げているから引き離したい。お前の宿に泊まらせろ」と無理難題を言われる。ところが甥はケイトに一目ぼれ。ケイトを諦めさせるためにウィルが思いついた秘策とは…。 ストーリーがもろロミジュリで、実際にもウィルがロミジュリの元になる作品を書いている設定。ところが家族には大不評!「“どうしてあなたはロミオなの?”という台詞の意味がわかんない。”ロミオ あなたはどこにいるの?”ならそう言えばいいじゃん!」だの「呼ぶなら名前じゃなく姓の方だろう」だの散々文句を言われる。 物語ラストに暖炉の側でアンとウィルがしみじみ語り合うシーンで毎回エンディング。今回は 「あのネタ(本編ロミジュリで使ったアレ)使ってみる?」とウィルが乗り気になると「絶対客に受けない」とアンにダメ出しされる。 E1におけるゲイ・トピック。 Kate: Oh, my God, Mr Shakespeare, it's brilliant. Timeless. Deathless! "The Most Tragical History Of Romeo And Julian.'' Will: WS: Oh, yes That should be Juliet, obviously. Romeo And Julian was but a working title.Early exploratory stuff.It meanteth nothing... Bottom: Yeah, right! Will: What? Bottom: Well, come on, master.We live in t'same house.I've heard you reading out your sonnets.Especially 1 to 226. もともと「ロミオとジュリアンの悲劇」というタイトルだったのでウィルが「特別な意味はないぞ」と弁明。ボトムが「ああわかった!」と勘違い?そういえばあなた男性にソネットを捧げてますもんね、と。 S1E2 The Play's the Thing 元ネタ:ハムレット クリストファー・マーロウ登場。どうしてもウィルの劇を手に入れたいマーロウは、女優になりたいケイトを誘って原稿を盗むのに成功。ケイトが実行犯、計画者はマーロウとすぐさま見抜いたシェイクスピアは一計を案じて二人の前で劇を演じさせることに。 ハムレットの有名な一場面を抜粋。作品をかっさらわれるのにウィルがマーロウを気に入っているのを知るとボトムが「相思相愛だ」とからかうシーンあり。 ラスト、アンとウィルが話し合う場面でクリストファー・マーロウについて 「あの人、きっといつか酒場で刺されて死ぬわよ」と予言めいたことを言う。 S1E3 The Apparel Proclaims the Man 元ネタ:十二夜 「アップスタート・クロウ」初登場。グリーンに成り上がりの鴉呼ばわりされたウィルは、マーロウの勧めでイタリアのおしゃれに目覚める。サウザンプトン伯爵のパーティに招かれたウィルに恥をかかせようとグリーンが計画したのは「十二夜」でオリヴィアの伯父トビーと道化フェステがオリヴィアの執事で彼女にぞっこんのマルヴォーリオに使ったあの手。 いや、実際に見ると、何ともちかちかする色使いだ(だって黄色と)。そしてつきあいのいいマーロウ、いい奴だ。 S1E4 Love Is Not Love 元ネタ:ソネット ダークレディと男性にソネットを捧げていることが妻アンにばれてしまったウィル。それでも捧げた相手は喜んでくれるはずだと勇んで出かけるが…。 こちらもゲイトピックが出てくるが、ウィルは全力で拒絶される。「俺の弱強五行格は最強だ!」と豪語しているが、妻に効果があったのは意外な言葉。 S1E5 What Bloody Man Is That? 元ネタ:マクベス ある日沼地を歩いていたウィル、ボトム、ケイトは鍋をかき回している老女から「豚を手にいれてある家もウィルのものになる」と告げられる。本気にしていなかったウィルだが、突然豚がやってきて信じる気になる。ところが予言された家はスコットランド人の所有だった。 全エピソード中最も面白かったのがこのエピ。ナイフの代わりになるのがミルク壺。亡霊シーンをどうするのかと思ったら、ちょうどウィルにしか見えないタイミングで変な姿がふらふら屋敷の中を彷徨う。そしてマクベスを討つカッコいいマクダフ役を振り当てられたのは、まさかのあの人。 S1E6 The Quality of Mercy 元ネタ:ヴェニスの商人 男装してレッドライオン座に行くケイトだが、バーベッジらにあっさり見抜かれてしまう。ウィルはペストが流行して劇場が閉まったことを気に、川向うにバーベッジらと劇場を建てることに。資金を貯めるためにグリーンのもうけ話にのるが、ラテン語を知らないウィルが投資したのは何と! シャイロック=グリーン アントーニオ=ウィル ポーシャ役はご想像のほどを。多分すぐわかる。 アップスタート・クロウ [ ディヴィッド・ミッチェル ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 20, 2022 12:18:17 AM
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