映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。クリスティーのミステリはオールスターキャストが多いのですが
こちらの作品も何度も映画化され、やはり豪華キャストが話題になってます。
ただ季節は今とは真逆の冬なんですよねぇ…。

映画オリエント急行殺人事件​を見ました。

オリエント急行殺人事件
MURDER ON THE ORIENT EXPRESS

監督＆出演
ケネス・ブラナー

音楽
パトリック・ドイル

出演
ジョニー・デップ　ミシェル・ファイファー　デイジー・リドリー　ジュディ・デンチ
ペネロペ・クルス　オリヴィア・コールマン　デレク・ジャコビ　ウィレム・デフォー

　　トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェットが刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロが、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授やドラゴミロフ公爵夫人、宣教師のピラール・エストラバドス、キャロライン・ハバードらに聞き取りを行うポアロだったが……。

　これまで幾度も映像化されてきたアガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化。ヨーロッパ各地を巡る豪華列車を舞台に、世界的な名探偵エルキュール・ポアロが客室で起きた刺殺事件の解明に挑む。

　何度もドラマ＆映画で映像化されてきたので犯人＆クライマックスを知っている視聴者の方が多い。勿論私も知っている。だから気になるのは「例えどんなに悪い被害者であっても犯罪は罪である」というポリシーのもと、犯人を常に追い詰めてきたポアロがどんな経路で「Whatever people say, there is right. There is wrong. There is nothing in-between.世の中には善と悪しかなくその間はない」から「 There was right. There was wrong. Now there is you. I cannot judge this. You must decide.」という落としどころにたどり着くのか。要はポアロが警察官でないから選べた答えだ（ちなみに日本が誇る金田一耕助も探偵ならではの落としどころをちょくちょく見せている）。だから後に『カーテン』であんなこともできてしまう。

　今回新鮮だったのは走るオリエント急行を見せてくれた点だ。前回は列車内の人間模様ばかりに気を取られていたが、今回は出発から列車が雪山を走り脱線する過程も見せてくれた。現存するオリエント急行“484列車”を基に制作したセット車両の車窓に、予め撮影された大自然の風景をLEDスクリーンで映している。

　あと、今回のポアロは割合愛想がよかった。卵へのこだわりは相変わらずだが、あのポアロになら皆するすると大事な事を話してしまいそうだ。ところで今度ポアロの向かう先は大っ嫌いな砂のある所。「ああ、靴に砂が！」と文句タラタラの彼が見えるようだ。

​
オリエント急行殺人事件(ブルーレイ＆DVD/2枚組)【Blu-ray】 [ ケネス・ブラナー ]​​楽天ブックス​