映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。黒川検事長かけマージャンしてたんですね。それも皆が外出自粛している時に。とんでもない検事総長候補ですね。

さて今日からイアン・ランキン作品を紹介します。

血に問えば
A Question of Blood
イアン ランキン
延原 泰子　訳
早川書房
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リーバスは、冒頭から両手に火傷をした姿で登場する。シボーン部長刑事は「食器を洗おうとしていた湯で火傷した」という言い訳を素直に信じられない。なぜならシボーンにストーカー行為を繰り返していたフェアストーンが、前夜に焼死していたからだ。そう思っているのは彼女だけではない。そんな時、SAS出身の軍人が銃を持ち、学校に押し入って乱射事件を起こし、生徒二人が死亡、一人が重症を負う。同じSAS出身(但し途中でリタイア)のリーバスに白羽の矢が立ち、フェアストーンの件で追求されていた彼はこれ幸いとシボーンを連れ出すが…。

停職処分を受けても議員から抗議を受けても“止まらない、止まれない”はみ出し刑事リーバスが、彼を理解する心優しい部長刑事シボーンと事件を追うシリーズ。ところでずっとリーバスとシボーンのよき師弟関係を見続けてきた読者は、ある一幕にぎょっとするのではないだろうか。いやぁ、いつも本心を見せないリーバスなのに、瞬発力と決断力が半端ない！それなのにまたラストでは「家族の代替品にしてきた」と言うのは自分の気持ちに嘘をついてないかリーバス。だがシボーンが軽く返してくれてよかった、とも。濃厚なベッドシーンは、どうも二人に似合わない。作者は最終的にはこの二人をくっつけたいんだろうか。年の差カップル？いやいや、絶対シボーンが苦労しそうだ。

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