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カテゴリ:海外のミステリー&ファンタジー小説
みなさん、こんばんは。センバツ高校野球の選出校がたった一回だけですが甲子園で試合ができるとか。良かったですね。
映画で有名なドラキュラの原作を読まれたことがありますか? かなり脚色されているのですよ。 吸血鬼ドラキュラ Dracula ブラム・ストーカー 創元推理文庫 本作は日記や手紙、電報、新聞記事、蝋管式蓄音機などによる記述で構成されているので、登場人物が全て筆まめだ。各々の記述者や叙述者の発言によって、徐々にドラキュラの企みが浮上していく構成となっている。 数多く映画化されると、原作からずいぶんとかけ離れている映像作品の設定が真実だと思われがちだ。例えば本作でも、初登場時のドラキュラ伯爵が、話し方も動きもかなり高齢者っぽいのだ。こんなのでふくよかな若い女性を襲おうもんなら「きゃー、何なさるの伯爵!おやめになって」とどつかれて骨折しかねない。絵的にも高齢者VS若い娘より広く伝わっているナイスミドルVS若い娘の方がエロティックさが増す。 ところが伯爵、血を吸うようになると若返る。霧になったり蝙蝠になったりいろいろな能力があるドラキュラだが、若返りできるとは!エリザベート・バートリ伯爵夫人ネタを仕込んだか。 また、よく知られているようにドラキュラ伯爵と対峙するのはヴァン・ヘルシンク博士であるが、こちらも原作ではかなりのご高齢だ。老人対決はそれはそれでフェアな気がするが、映像的には盛り上がらないことこの上ない。ヘルシンク博士は知識担当のみならいけるとしても、とてもフルパワー状態の伯爵を肉体的に倒せるとは思えない。実は、原作で実際に伯爵を倒すのは若者である。それも映画などで脇役設定されているミナの親友・ルーシーの求婚者の一人だ。つまり、ドラキュラ退治はルーシーの敵討ちでもあるのだ。 更に、映像化作品では、ジョナサンはミナを守ろうとするが、原作では城に閉じ込められて 「こちらが伯爵のいうことを、なんでもハイハイと真に受けて聞いてさえいれば、相手はこっちをうまく騙し了せたつもりでいるわけだ。となると、こちらの計略は、自分の承知していること、恐れていること、それはそっと胸に畳んでおいて、なに食わぬ顔をしながら油断なく目をくばっていることだ。そうだ、こっちは赤んぼ同様に、ただ怖い怖いで騙されていればいい。」 などど余裕かましていた割には、帰ってくるなり恐怖でぶっ倒れるなど実に頼りない。一方でドラキュラに操られつつあると知ったミナが「私は汚れています!私はあいつに汚されました!」と嘆きつつも、伯爵を出し抜こうとする逞しきヒロインに成長している。こうした部分が映像化作品ではばっさりカットされているのが残念だ。是非原作もご一読を。 2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。 【エントリーでポイント最大19倍!(5月16日01:59まで!)】【中古】文庫 ≪海外ミステリー≫ 吸血鬼ドラキュラ / ブラム・ストーカー【中古】afbネットショップ駿河屋 楽天市場店 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 12, 2020 12:00:19 AM
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