映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。とうとう小樽は公共機関を閉鎖してしまいましたね。とんだところで昼カラのとばっちりでしょうか。

大河ドラマで将軍義輝を演じている向井理さんが自分の祖父を演じた​いつまた、君とを見ました。

いつまた、君と
何日君再来/When Will You Return?

企画＆主演
向井　理

出演
駿河　太郎　　イッセー尾形　尾野　真千子　野際　陽子　岸本　加世子　片桐　はいり

監督
深川　栄洋

脚本
山本　ますみ

　81歳になった芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然病に倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が『何日君再来』と題された祖母の日記をまとめていくことに。綴られていたのは今まで知ることのなかった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖母・朋子と祖父・吾郎の波乱の歴史と、深い絆で結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった。

　「尾野真千子さんは大阪弁で陽気な感じだったのにセットに入ったら全く違う人になっていた。子供を産んだこともないのにちゃんとお母さんになっていた。」と企画の向井理さん自ら語るオノマチメソッド恐るべし。毒婦も、ひたむきな女性も、はっちゃけた女丈夫も演じられるオノマチが夫をひたすら支える従順な妻に。大陸でお見合いするシーンがファーストシーンだったらしい。

　家族がチフスにかかって責めを負った家族が墓の前で割腹自殺するという壮絶な過去を持つ理の祖父、吾郎。彼自身は真面目で誠実なのに、車にはねられて重傷を負うわ、戻ってみたら会社は誰もいなくなっているわ、せっかく会社で重要なポストにつけると思ったら天候が理由でその話がぽしゃり…と、とことん運が悪い。映画に詰め込むよりも、じっくり二人の人生を描く連ドラにするべき内容では。

　俳優・向井理が祖母の卒寿（90歳）のお祝いに、家族や親せきと自費出版して贈った祖母の手記を、向井自ら映画化に向け7年の歳月をかけて企画してきた意欲作。若い時の祖母をオノマチ、老いてからの祖父を亡き野際陽子さんが演じる。特典映像に披露試写会などイベントの模様が収録されていたが、尾野真千子さんはずっと泣いていた。


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