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テーマ:TVで観た映画(3874)
カテゴリ:その他の地域の映画&ドラマ
みなさん、こんばんは。渡哲也さんが亡くなりましたね。
今日もリーアム・ニーソン出演作品を紹介します。但し今回は声の出演です。 映画怪物はささやくを見ました。 怪物はささやく A MONSTER CALLS 監督 JAバヨナ 原作&脚本 パトリック・ネス 出演 リーアム・ニーソン 怪物の声 ジェラルディン・チャップリン フェリシティ・ジョーンズ シガニー・ウィーバー 母親が重病に侵されている13歳の少年コナーは、毎晩悪夢にうなされていた。ある夜、彼の前に樹木の姿をした怪物が現われ「わたしが三つの真実の物語を語り終えたら、四つ目の物語はお前が話せ」と告げ、さらにコナーが隠す真実を語れと言う。コナーは断るが、それを境に夜な夜な怪物が現れるようになり……。 パトリック・ネス&シヴォーン・ダヴドによる小説をJ・A・バヨナ監督が映画化。スペイン版アカデミー賞。 まあそもそも「物語を語るから最後の物語はお前が語れ」と言っている時点で、この怪物は恐ろしくない。本当に恐ろしい怪物ならば問答無用でぱくっと食べて終わりだ。わざわざ定時になるとやってきて王妃を正しくない手段で追い出して王になった王子の話や、縋った牧師を突き放した薬剤師、怪物を呼び出したために透明人間になる男の話など、とても勧善懲悪とは思えない物語を語る怪物なんて聞いたこともない。これは原作小説を読んだ時から抱いていた違和感だった。 コナーに語る事を強要するのは、顔色がどんどん悪くなっているのに「新しい薬を試せばきっとよくなる」と言い続ける母親、「遊びに来い」とは言っても一度も「一緒に暮らそう」と言ってくれない父親、校内で視線を合わせただけで襲ってくる旧友とそれを解決できないで、最後に殴った自分だけに罰を与える学校など、彼自身が抱えていた鬱屈を解放させるためだ。最後の物語の主人公“怪物を呼び出したがために孤立する主人公”はルイスそのままといってもいいが、その場面でも怒り狂っていじめっ子に走っていくルイスを擁護するかのように怪物が走っていたり、一つ前の物語ではルイスが物を壊すのを奨励している。ほら、やはり怪物は優しい。対象にこんなに優しくする怪物の正体は、原作を読んでいるので勿論“怪物”の正体も見当がついている。映画ではより強く怪物の正体を特定させるようなラストになっている。 ビジュアルとして実際の怪物が登場すると、彼の目も見える。真っ赤でのしのし歩いてくる彼は恐ろしいが、やはり目は優しい。見た目で判断すれば恐るべき危害を加える存在だが、その実は異なる。物事は思い通りにはいかないが、人もまた善と悪にすっぱり分かれるような単純なものでもない。人生最大の不条理を乗り越えて、コナーが大人になる通過儀礼を描いたともいえる。 怪物はささやく【Blu-ray】 [ シガニー・ウィーバー ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 4, 2020 05:42:56 AM
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