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みなさん、こんばんは。大みそかですね。ベルギーのデクロー首相は新型コロナウイルス対策として10月中旬に始めた飲食店閉店を1月15日まで継続すると発表。全商店の来月1日からの営業再開を条件付きで認めるなど制限はやや緩和するが、クリスマスの12月24、25日に親族、友人を自宅に招く場合は各家族1人までとし、国外旅行もしないよう国民に強く要請とのこと。随分と厳しいですね。
さて今日と明日はダンスに青春を賭ける若者の映画を紹介します。

センターステージ
CENTER STAGE

出演
イーサン・スティーフェル　ピーター・ギャラガー　

監督
ニコラス・ハイトナー

音楽
ジョージ・フェントン

　ジョディの夢は、名門バレエ団“アメリカン・バレエ・カンパニー”のプリンシパル・ダンサーになること。晴れて練習生となった彼女は、期待に胸をふくらませニューヨークへとやって来た。しかし、練習初日、舞台監督ジョナサンは“最終的に残れるのは男女3人ずつ”と言い放つ。その日から、つらく厳しいレッスンが始まった。

　名門バレエ団のセンターステージに立つことを夢見る若者たちの姿を描いた青春群像劇。才能の片鱗は見えるが恋に恋する年ごろのジョディ、神聖なレッスン場でタバコを吸う、ガムを噛むなど反抗的だがダンスはうまいエヴァ、9歳からカンパニーにいて3人中キャリアは十分、母親はバレエ団の職員、総てに恵まれた環境で常に優等生的な踊りをするモーリーン。外部からの入団組で才能あるチャーリー、チャーリーの次に才能があり実はゲイのエリックが中心人物。

　人生経験未熟な彼等に絡んでくるのがカンパニーのスターであるクーパー。ジョディとあっという間に恋仲になるが、あっという間に彼女を捨ててしまう。ダンスにおいても傲慢で、恋人を取られたジョナサンにつっかかりがち。本当にこんなダンサーがいたら困りものなので二次元的存在なのだろう。

　順当にいけばモーリーンが残れる候補ナンバーワンだったが、医大生の恋人ができたことでスターになった娘を夢見る母との関係がぎくしゃくし、追い詰められる。ジョディよりも彼女が一番成長したのでは。正直他のヒロインたちは自分勝手で好きになれなかった。ジョディはあれだけ執着していたカンパニーからの誘いをあっさり断るし、自分で望んで入団してきたにしては、エヴァの反抗的な態度はいただけない。まあああいうキャラクターがスパイスとして必要なのだろう。