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みなさん、こんばんは。恵方巻食べましたか？
今日はロック・ハドソンがアパッチ族を演じた西部劇を紹介します。

アパッチの怒り
TAZA, SON OF COCHISE

主演
ロック・ハドソン

監督
ダグラス・サーク

　1872年、チリカワ・アパッチの族長コチースは、米軍と講和条約を結び、長く続いた戦いを終えた。だが３年後、コチースは病を患い、族長の地位を長男ターザにゆずり死んでしまう。白人との共存を望んだ父の遺志を受け継いだターザは、白人を憎む弟のナイチや、好戦派のジェロニモ一味と対立していくが…。

　主義主張の異なる兄弟の反目に、米軍に批判的な長老グレイ・イーグルの娘ウーナの存在があった。更に交戦派のジェロニモが護送されてきた事で、アパッチの交戦派ナイチは逸り立つ。アパッチの視点から平和主義を謳った珍しい西部劇。やんちゃと言うには度が過ぎるナイチや密かに武器商人と取引するグレイ・イーグルらをおさえつつ、米軍アパッチ砦のバーネットとも友情を育む。そして米軍が恨みを買うのを恐れて「 It takes an Apache to watch an Apache.」アパッチの事はアパッチで対応する原則をあくまで守ろうとする。米軍もあこぎには描かれず、遅れはあるものの穀物を配給している。ただアパッチ族に騎兵隊の制服はやはり似合わないかも。

　ダグラス・サークはインタビューでお気に入りの西部劇だとコメント。ロック・ハドソンが、アパッチ族のターザを演じる西部劇。有名なアパッチの族長コチースには確かにターザという名前の息子がいが、この伝記映画は彼の人生の架空の話である。たとえば、ターザにはニノ・コチースという息子がおり、俳優となって数々の西部劇に出演したが、この映画は彼についてさえ言及していない。ジェフ・チャンドラーが「折れた矢」に続きコチースを演じる。演じた時は34歳でロック・ハドソンの7つ上でしかない。ロック・ハドソンは外観がまるでシルベスター・スタローンのランボーみたい。