映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。
お雛祭りしてますか？

実話がもとになった映画​プラスティックを見ました。

プラスティック
PLASTIC

出演
トーマス・クレッチマン

　サムをリーダーとする大学生4人組は、遊ぶ金欲しさに、日々クレジットカード詐欺を行っていた。ある夜、メンバーのイェイツとラファが、車からブリーフケースを強奪する。しかし、それはギャングのもので、中には門外不出の財務データが入っていた。厄介なことに、盗んだケースにはスパイウェアが仕込まれており、イェイツとラファは、ギャングに居場所を突き止められてしまう。ギャングのマルセルは、盗んだ代償として200万ポンドを彼らに要求する。カード詐欺での返済に限界を感じたサムたちは、ブルネイの王子殿下の婚約指輪であるダイヤモンドを入手しようと一世一代の詐欺計画を実行すべくマイアミへと向かった。

　大体コン・ゲームって騙した側がすっきり逃げ切って騙された側(大方が悪)が地団太踏む様を見てすっきりする『スティング』パターンが爽快感を生む。しかし今回のばあい騙した側は全く悪い事をしていないし(宝石店)、銃撃戦や逃走中に仲間が死んでいるので後味の悪さは残る。実話がベースだというが、本当の所はどうだったのだろう。というか、実話だというなら誰が「ギャングに脅迫されてた」事情を書けるのか。それともここだけが脚色か？まあ実際、ギャングからの脅迫が4人組が是が非でも詐欺を続けなければならない強力な理由にはなる。それにしてもギャングの大ボスがたとえ大きな儲け話だといっても、のこのこ現場にいくのはうかつだ。

　4人組の関係は、信じあってそれぞれの特技を生かして助け合うというチームワークとは違う。例えば今回の作戦で死んでしまうイェーツははなからサムとフォーディーを信用せず、ラファに裏切りをもちかける。またイェーツとフランキーは以前関係があったことがほのめかされ、イェーツはその事をサムには黙っている。本当の信頼関係で結ばれているのは最後に生き残った二人くらいだ。未だ見つかっていない高価な宝石は誰のところに？

　新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2015／カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2015」（15年5月16日～6月26日）上映作品。

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