映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさんこんばんは。特に抗議の意思があるからではなく芸能人の聖火ランナー辞退が相次いでいますね。
今日もマーロン・ブランド出演作品を紹介します。

乱暴者
THE WILD ONE
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出演
リー・マーヴィン　マーロン・ブランド

　　バイク・レースのトロフィーを強奪したライダーの一団が、近くの田舎町に乗り込んできた。そこにもう一つの一団も現れ、トロフィーの争奪戦を始めて大暴れし、町の人々の反感は高まっていく。その夜一団のリーダー、ジョニーは、酔った暴走族に追いかけられているキャシーを助けるが、彼女を暴行したと誤解した町の人々は、集団でリンチを加える。

　世界で最初にバイカーを題材にした映画と言われている。1947年に実際にあったバイカーのミーティングを元にした小説が原作。バイカーグループの抗争、街の人々との確執、恋物語とバイカー映画の定番となるプロットが全て揃っている。イギリスでは反社会的であるとして1968年まで公開されなかった。当時のイギリスには民放ラジオ局がなく、また反体制的であるとしてロックを含むポピュラー音楽の放送も制限されていたくらい厳しかった。

　今ではプレミアムがつきそうなハーレー・ダビッドソンをアメカジ着たライダーたちが乗りこなす。背中のロゴは劇中の暴走族チーム名、BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUBの頭文字。反抗的で暴力的でありながら傷つきやすい50年代のアンチ・ヒーローをマーロン・ブランドが強烈な個性で演じている。あの頃『イージー・ライダー』でも反抗的な若者達はバイクに乗っていた。乗用車では安全パイのようでだめなのだ。他人の迷惑顧みず爆音鳴らして街を駆け抜けるのが日本でもかっこよかった時代。ただ夜は煩かったけどね。

　“怒れるナイーヴな若者”といえば圧倒的にジェームズ・ディーンでしょ！と言いたくなるが若きマーロン・ブランドも“怒れる若者”を演じている。ナイーヴというよりは、伝え方が下手＝不器用という方が当てはまる。だって自分が正式にレースに参加したわけではなく、盗んだトロフィーを一目ぼれした女性にプレゼントするんだから。普通割り込んで優勝かっさらって…でしょう。


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