映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。NHKのバラエティー番組「夢であいましょう」の主題歌を歌い、映画「楢山節考」に主演した歌手で俳優の坂本スミ子さんが、脳梗塞のため84歳でなくなりました。
今日から2日間ドウェイン・ジョンソン主演映画を紹介します。

ランペイジ巨獣大乱闘
RAMPAGE

出演
ドウェイン・ジョンソン

　DNAを急速に変化させるゲノム編集実験の影響で、ゴリラやオオカミなどの普通の動物が巨大化し、そして凶暴化する現象が起こる。だがそれは実験の成果を軍事目的に利用し、金儲けをたくらむ悪徳企業によるものだった。動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルが林立する街で大乱闘を繰り広げる。人々が逃げ惑う中、軍隊が出動し銃やミサイルで攻撃するが巨獣たちの暴走を抑えることはできない。元特殊部隊員の動物学者で、巨大化したゴリラジョージを密猟者から救って以来育ての親でもあるデイビスは、シカゴに向かう彼を追う。

　地上バトルに先立ち、巨獣発生の経緯が明かされる。宇宙空間で実験をしていた宇宙船がめちゃめちゃに破壊されている。一人残った女性の飛行士が脱出を告げるが、地球から通信してきた女性はあるものを必ず持ち帰るよう命じる。自分一人の身を地球上まで持ち運ぶまで精いっぱいなのに、日本人のように(アメリカ人だ)律儀に任務をこなした女性が宇宙から持ち込んだ“あるもの”がこの惨劇を生む。ちなみに持ち込んだ女性自身は敢え無い最期を遂げる。まあ、悪に加担したということだろうか。

　この死に驚いていられない。オリジナルのアーケードゲームでは人を食う画面も登場したランペイジ、実写版でも人を食う。あまり怪獣映画では人間そのものを食べるシーンは見たことがなかったが、本編では食う。単にその動物が巨大化するだけでも怖いのに、加えて他の動物のストロングポイントを凝縮した遺伝子も含まれているので、狼がむささびのように空を飛び、針金のような尻尾で建物を倒す。そういえばもう一人の主人公ともいうべきジョージはゴリラ以外にどんな遺伝子が入ってたんだろうか、言及がなかったなぁと思ったらカブトムシの強靭さ、チーターのスピードが入っているらしい。カブトムシの強靭さ？ゴリラの方が強いと思うが。

　画的にも能力的にも巨獣VS人間の対決にならない。そうなると人間のドラマが形無しだが、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが人間の悪者を頑張って退治したり、手話を使ってジョージとの絆を保とうとするなど一人で頑張っている。


​
ランペイジ 巨獣大乱闘【Blu-ray】 [ ドウェイン・ジョンソン ]​​楽天ブックス​