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カテゴリ:日本の作家が書いた歴史小説
みなさん、こんばんは。首相ももしかしてNTTと会食してたの?答弁が怪しすぎる。
今日も高橋克彦さんの作品を紹介します。 完四郎広目手控 高橋克彦 集英社 頃は安政、ペリーの黒船来訪直後。所は江戸。旗本の次男・香治完四郎は、古本屋「藤由」の居候。「藤由」のあるじ藤岡屋由蔵は、様々な行事の段取りをつける事もあれば、世に流れる噂を瓦版に出して売っているその名も「広目屋」という副業を持っていた。化け物娘が幽霊となって現れたり、月見に出かけた連中が、突如現れたお姫様に歓待されたり、幕末に向かい俄に慌ただしくなる江戸では、様々な事件が起こる。煩わしいしがらみを持たない完四郎、駆け出しの戯作者・仮名垣魯文、絵を描く浮世絵師・一恵斎芳幾達が、事件の謎を追いかける、一話完結の連作短編集。 仮名垣魯文、後に東京日々新聞で錦絵を書く事になる一恵斎芳幾の、共に無名時代の姿を描く点では、山東京伝と絵師窪俊満が登場する『京伝怪異帖』、葛飾北斎と喜多川歌麿が出逢う『だましゑ歌磨』と共通の設定。無名時代に設定したのは、自由に話が作れるから。怪異を解いていくのは『京伝怪異帖』と共通。いつでも黒紋付を着ている魯文との出逢いを描いた第一話「梅試合」、芳幾が登場する第二話「花見小僧」までが主要メンバーの顔見せ。第一話から最終話までの各話が、ちょうど12月に割り振られていて、広重の『江戸名所』に描かれた春の花見、夏の花火、秋の月見、雪景色を目で楽しみ、江戸時代の人々の暮らしぶりを読んで感じ取れる。広目屋=ひろめ屋は、さしずめ現代で言えば広告代理店。由蔵が資金を調達したりイベントの責任者を務めるスーパーバイザー。完四郎はプランナーともめ事担当。魯文はコピーライター兼記者で、芳幾はカメラマン代わり。時には噂を売るために、火のない所に煙を立たせる事もある。怪奇現象に懐疑的な完四郎と、信じている魯文、考え方は違うけれど好奇心旺盛な彼等は、幽霊ネタや怪奇ネタにも怖じずに、ホイホイ出かけていく。『京伝怪異帖』に続いて、「薬の行商をする燃える剣の男」やら、徳川慶喜の舅、河竹新七など有名人がヒョコヒョコと顔を出す。主人公の完四郎は、見目よし、腕良し、推理力抜群。幕府重職の叔父を持ついい所のボンボンであり、市井の人々とも親しい、ある種時代劇の典型的なヒーローのパターンを踏襲。これに途中から未来が見える少女も加わると、あまりにもスーパーヒーロー過ぎるという声も少なからずある。だが、事件を解決した暁の、スカッとした爽快感を味わいたい向きにはおすすめ。 完四郎広目手控ぐるぐる王国DS 楽天市場店 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 25, 2021 12:00:22 AM
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