映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。山本耕史くんがコロナ感染で舞台を降板したとか。
よくなってほしいですね。
さて、今日はブルース・ウィリス出演映画を紹介します。

アクト・オブ・バイオレンス
ACTS OF VIOLENCE

出演
​ブルース・ウィリス　コール・ハウザー　ショーン・アシュモア

監督
ブレット・ドノフー

　心に傷を持つ退役軍人のデクラン。彼の弟ローマンが結婚することになるが、結婚式前夜ローマンの結婚相手ミアが何者かに誘拐される。誘拐の裏に巨大な人身売買組織が絡んでいると知ったデクランは、ローマンともう一人の弟ブランドンと共に組織からミアを奪還することを決意する。組織と銃撃戦になり、負傷した彼らが家に戻ると、ブランドンの愛妻ジェスが惨殺されていた。復讐を誓う彼らに、組織を何年も追ってきたベテラン刑事のエイヴリーは、組織のボスを逮捕するため秘密裏にデクラン兄弟に手を貸すのだった。

　撮影は15日でブルース・ウィリスがセットにいたのはたった1日。ポスターやDVD表紙では前面に出ているが、彼は完全な脇役。最後に見せ場はある、というより意味深な台詞を残して警察を去る。アクションを派手に見せなかったのは年齢的な面もあるのだろう。ダイ・ハードシリーズで一世を風靡した彼も若い悪党と互角に戦うのはさすがに無理。

　メインは退役軍人を中心とした3兄弟の奪還劇。事実上警察の助けを得られない彼等が大切な身内を救うために暴力使いまくりで悪に対峙するいかにもアメリカ的な映画。私に言わせりゃミアもいかにも危なそうなおっちゃんにダンスフロアで挑発したのが悪い。こう書くと語弊があるが、流すのもテクのうち。相手は見るからに自分を引っ掛けにきてるくらい美人なんだからわかるはず。

　頼りにならない警察に代わって堅い絆で結ばれた三兄弟が勝利を収めていく話なのだが、ゲンジツ問題として、法の裁きを受けさせるのではなく、リンチみたいな事がまかり通ったら恐ろしい。しかし『アメリカン・スナイパー』で若き主人公が父親から薫陶を受けるように、基本アメリカは“自分の身は自分で守れ”なんだろうなぁ。



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