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テーマ:TVで観た映画(3874)
カテゴリ:アメリカ映画
みなさん、こんばんは。新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、愛知県西尾市の近藤芳英副市長が、スギ薬局を展開する「スギホールディングス」創業者夫妻の予約枠を優先確保するよう、市の担当部署に指示していたことが分かりました。ほら、こういうことが出てきちゃうでしょ。
今日はディカプリオが念願のアカデミー賞を受賞した作品を紹介します。 レヴェナント 蘇りし者 THE REVENANT アカデミー監督賞&主演男優賞&撮影賞 監督&脚本 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 音楽 坂本龍一 出演 レオナルド・ディカプリオ トム・ハーディ ルーカス・ハース アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。 可愛い顔をした少年時代から幾度となくオスカーにノミネートされてきたディカプリオ。イケメン俳優はオスカーに届かないと言われてきたが、遂に本作で獲得。しかしここまで演らないともらえないものなのか。 ここでの彼は、あの可愛い顔が別人のようだ。先住民の妻を持ち、妻との間の混血児を息子に持つことで、ガイド役として一目置かれながらもどこか差別的な視線を浴びてきた彼が、熊との格闘で動けなくなると一気に部隊のお荷物へと転落する。もうここからは嫌な予感しかない。最初から彼につっかかっていた男が看取り役として残るわ、一緒に残ると決めたのは、気はいいが経験値のない―よっていざという時大人に逆らえない―若僧だわ、ディカプリオ、ピンチ! 一度どん底まで落ちた彼が、大した治療薬もないままにひたすら文明社会を目指す。彼を活かしているのは体というより復讐心だ。目の前で息子を殺されながら何もできず泣き叫ぶだけだった自分が誰よりも許せない。途中で知り合った男から「復讐は神の御業My heart bleeds. But revenge is in the creator's hands. 」と言われても一向に感じない。ところがそんなグラスが最後に「復讐は神の御業で俺のじゃないNo... Revenge is in God's hands. Not mine.」とかつて拒否した思いにたどり着く。彼の心を変えた瞬間はいつだったのか、執念が昇華された動機については具体的に示されない。ただ旅をディカプリオと共にするうちに、人間の行為を眺め、時に脅威となり、時に助けとなる自然を見ていると、復讐という概念がやけにちっぽけなものに見えてくるのは確かだ。クライマックスにおいて自然―グラス、人間―フィッツジェラルドが仮託されているのは明らかだ。 レヴェナント:蘇えりし者【Blu-ray】 [ レオナルド・ディカプリオ ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 12, 2021 02:35:53 AM
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