映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。大河ドラマにも出ていた俳優の隆大介さんが亡くなりましたね。
今日から2日間オクタヴィア・スペンサー出演映画を紹介します。

映画ドリームを見ました。

ドリーム
HIDDEN FIGURES

出演
オクタヴィア・スペンサー　ジャネール・モネイ　タラジ・P・ヘンソン
キルスティン・ダンスト　ケビン・コスナー

制作＆音楽
ファレル・ウィリアムス

音楽
ハンス・ジマー

監督
セオドア・メルフィ

　1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。バージニア州にあるNASAの研究所では、ずば抜けた数学的才能をもつ3人の黒人女性が働いていた。キャサリン・G・ジョンソン、ドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソンは、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。南部では、人種分離政策がまかり通っていた時代。計算係のキャサリンも、管理職の仕事をこなすドロシーも、エンジニア志望のメアリーもその真価を認められず、仕事の妨害を受ける毎日だったが。

ジョン・グレン「あの女性に数字をチェックさせてLet's get the girl to check the numbers. 」
アル・ハリソン「あの女性？The girl? 」
ジョン・グレン「そうだYes, Sir. 」
アル・ハリソン「キャサリンのことか？You mean Katherine? 」
ジョン・グレン「ああ、そうだ。あの切れ者が飛べというなら飛ぶYes, Sir, the smart one. And if she says they're good, I'm ready to go」
マーキュリー計画の立役者ジョン・グレンからこれほど信頼されたキャサリンは打ち上げ軌道、打上げウィンドウと緊急帰還軌道の計算や、アポロ計画での月着陸船と司令船のランデブー飛行の計算などで貢献。彼女の計算はスペースシャトル計画の開始にも不可欠であり、また火星探査ミッションの計画立案にも携わった。「ライトスタッフ」もアメリカ宇宙開発史の光と影を描いた映画だったが、本編はさらに影の部分に光を当てた。黒人差別が横行していた時代に、優れた資質を示すことで存在感を示し、後進に道を開いた女性達の物語だ。仕事をしても報告書に名前を載せてもらえない、遠く離れたトイレに日に何度も駆けこまなければならない、教育を受ける権利を得るために裁判を起こさなければならない。気の遠くなるようなハードルを越えてゆくたくましき女性達のドラマに胸が熱くなると共に、未だ女性蔑視で恥ずかしい発言ばかりしている男性たちと何とかやっている見えざる日本の女性たちにも思いを馳せる。映画では真の優れた男性たちは、女性を正当に評価できる。これがただの画餅にならないようにしなければならない。

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